敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

枕の高さが


枕の高さが合っていないんだ。


いや、高さではなく、高くなっている位置が違うんだ。


頭のてっぺんの方が高くて、首の方に向かって段々と低くなって行ってる。


これでは顎が引かれて頭が前のめりになってしまってる。


こうじゃないんだよな。


後頭部、そう、盆の窪辺りを高くしたいんだ。


だいたいこの枕は根性が無さすぎる。


一定の形を維持しようとしないで、中身が淫らに流動性があって、頭の重みで沈み込んでしまって、枕が頭の形に馴染んでしまうんだ。


だから枕と頭との接地面積が広くて、頭をすっぽりと囲んでしまうんだ。


中身の奴らは、頭に押し退けられて逃げ場を失って、てっぺんと両脇にたむろしやがるんだ。


これじゃ頭全体が枕にくっ付いてて、変に体温が逃げ辛くなって不快だし、首の曲がり方が不自然なんだ。


こんなんだったら、座布団を二つ折りにした方がよほど快適だよな。




そもそも理想的な枕の高さなんてのはあり得ないよな。


だって仰向けに寝てて、寝返りを打って横向きになれば当然枕の高さが同じじゃ駄目だよね。


仰向けから横向きに寝返る時に同じ場所で寝返る場合と、ただ体を横を向きにした場合の頭の位置は違うんだから、頭が常に同じ位置にある場合と左右に動く場合があるのに、理想の枕の高さとか言われてもなぁ。


寝返り姿勢や頭の位置をAIかなんかで予測して、

常にその時々に合わせた高さに調節してくれる機能が着いているんだったらば、理想的な枕の高さを保てるんだろうけど、


眠っている時に動きまくる人間の寝返りに対して、柔らかい臓物の入った枕でなんてとても対応できるとは思えないんだ。


寝相が悪い人などは、時として枕が足元にあったりするのに、快眠を約束されちまうのも変な話しだよな。




従ってだ。

理想的な枕の高さを求めるのではなくて、

理想的な高さになっている場所に頭を乗せられる様な眠り方、或いは寝相をすれば良いんだ。


よって、この枕は一夜にして不合格とする。

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