感情を抑制できなくて、

何一つ衣を着せず

浴びせ掛けた無慈悲な言葉。

だけどそれは有りのままの

俺の気持ちそのもので、

感情が勝ってしまって

嘘や偽りなんかで

飾る余裕はなかった。

包み隠さずに真実を

俺の心にいつもあった

君への不満、思い、感情の塊

ここで吐き出し

伝えられなければ

君は

何度も同じ過ちを繰り返す

その俺の表現した言葉が

本来の君の姿そのもので

君を表す的確な描写なんだ。

半分怒って半分思い遣り

堰を切ったのは

怒りからだったけど

でもそれは何もかもが真実

今までそんな事を

言わなかったのは

俺にそんな事を言う

覚悟がなかったから

そんな弱さで躊躇って

重ねて来てしまった君の

我儘や傲慢、頬杖

飾らない言葉で伝えるのは

俺の最後の優しさなんだと

自分への言い訳しながら

言葉を選ばずに吐き出した。

しっかりちゃんと

受け止めてはくれないよね。

それが出来る君だったら

多分、

それはもう君ではないのだから

自由奔放、無軌道で天真爛漫。

それが魅力でもあり、

生き方なんだろうね。

刃物の様なダイヤモンド

その美しさにに惹かれて

近寄って来る者を

無自覚に傷付けるんだ。

君はきっと

天性の悪魔

俺が君に

牙を剥ける事が出来たのは

君は

俺には相応しくないと

思ったから、

君の切れ味では

俺は切れなかったからなんだ。

だからこそ俺は

君をこうして表現出来るんだ

君の刃よりも鋭い牙でね。

多分、おそらく

俺達二人は

出会ってはいけない悪魔同士。

君は無自覚に人を傷付け

俺は覚悟を決めて牙を剥く。

だけどやっぱり、

惨敗だよ。

だって、君には

人を傷付けている自覚が

ないのだから、

己の牙が

己に向けられているのを

知ってる俺には

勝ち目などありはしない。

なに、これ？

ごめんなさい。

今日は酔ってます。