2021年1月のブログ記事
-
-
-
繋いだ手の平の指が 時々、 強く握り締めて来る事がある。 俺は、無意識に何も考えずに 握り返してたけど、 ふと、どうして? って、疑問に思った。 特に、 離れそうになる訳じゃなく 会話に変化が生じている時 でもないのに、 時にはぎゅーっと、 指先に力がこもってる。 「どうしたの?」 尋ねても応えな... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
残された僅かな時間に 私はどれだけの 傷跡を残せるかな 足元に絡み着く 薄くて淡い色した 桜の花びらが ミュールの隙間に 入り込んで 貴方に向いた足が 進まない ここまでならば 睫毛が触れる程 近づきたいのに いったい何枚の 花びらが 二人の間に舞っているの 伸ばした腕のその先に 小癪な笑顔が悔し... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
-
庭の梅が咲き散らかり ボケの蕾が膨らんで 春を待ちわびてる。 昼ちょっと前、 植える時期が遅かった チューリップに、 追い肥を上げて やがて 咲き乱れるであろう 景色を思い描く。 とうとう枯れたな 俺の下半身は。。。
-
-
-
真っ青な空に ほとんど溶け込んでる半月 もう陽も高く 朝とも言えない一時に そんな処で なにを頑張ってるのやら 熱いカフェオレ片手に 見上げた空には 根性だけでは 生き残れない 儚さが浮かんでた
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
満月を拝むやうに手をあはせ 白き息を吹き掛ける こよひの月はきれひですね 僕のとひに 手を伸ばせば届くかも 君のかすれた聲に 僕は童のやうに笑つてゐた
-
単なる文字なのに 直接話し掛けられている様な 響きがある。 言葉が声になって 心の中を温める。 伝えられる気持ちは 一服のコーヒーを前に 余りにも 染々とさせる。
-
瞼を閉じてその声に耳を傾ける。 速まる鼓動に掻き消されたさよならは 携帯の奥底にゆっくりと沈み 静寂が訪れる。 やっと絞り出したかすれた声で ただ一言 うん と応えるしかなかった。 瞳の奥の走馬灯は全て笑顔なのに 震える指先は何も躊躇わずに 画面をスライドさせた。
-
一際大きな木漏れ日が スポットライトの様に彼女を照らす。 眩し過ぎる笑顔の可愛いらしさ。 人通りの多い井の頭公園で 恥ずかしげもなく 跳ねながら手を振る無邪気さは まるで園児の様だ。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
色々な約束を守れる小指を 持たなければ 信頼は得られない 色々な望みを読み解ける 話術を操れなくては 叶えられない 色々な場数を 踏んでなければ 先回りはできない 色々な挫折に 屈していなければ 痛みを理解できない なに一つ出来なくても 寄り添う気持ちがあれば 支えにはなれるはず 何故か分からない... 続きをみる
-
幾つもの 愛してると言う声が聞こえた いつ言われたのだろう 何処で言われたのだろう 誰から言われたのだろう どうして言われたのだろう 何故そんな事が言えるのだろう こんな薄汚い俺の耳に そんな言葉は余りにも 惨過ぎる 有りのままの姿を晒して 素の自分で居られる 何も隠さずまんまの 気軽さで自然体で... 続きをみる
-
-
-
-