敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

思い出のブログ記事

思い出(ムラゴンブログ全体)
  • 書いてみた 2

    朝起きたら雪なんか積もってんの。 昨日はあんなに晴れてたのに。 「好きで好きで堪らないんです。」 突然の身に覚えのない告白に、その言葉の意味が理解できなかった。 今、彼女の言っている「好き」と言う言葉が余りにも唐突過ぎて、その単語が何を指しているのか、どんな物を堪らなく好きになってしまったのかが俺... 続きをみる

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  • なんの積もりで書いたの?

    その人の美しさは、まるで写実主義の高名な画家が理想とする美人像を空想して描いたような美しさだった。 と言うよりも、その想像上の世界で二次元的にキャンバスに描かれた絵画が現実の立体女性として目の前のしかも手の届く位置に立っている事が信じられなかった。 その人はもはや女性と言うよりも、女性美を具現化し... 続きをみる

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  • 永遠

    寂しさの余り つい声に出して その名前を口にした。 誰も居ない砂浜に 染み込む波のざわめきにまみれて 自分のその声が 思いの外 耳に響いた。 街から流れくる微風は 背中を優しく撫でながら その名前を海へと運んだ。 まるで そこに彼女が居るかの様に、 もう一度その名を呟けば、 丸くなりかけの月に笑顔... 続きをみる

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  • 特級呪物

    ゆったりと巻かれたカシミヤのマフラーから覗く後れ毛が冷たい潮風に曝されてゆらゆらと靡いていた。 見ている俺の方が彼女の寒さを感じてしまい、ふっと、自然に出てしまった右手。 胸元の結び目の隙間を整えて、襟足のマフラーを立ち上げ、その序でに目の前にあったおでこにキスをした。 俺としては別段、取り立てて... 続きをみる

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  • 早苗との再会

    5カ月ぶりに会った元カノの早苗との話しでもしようかのぉ~。 パッと見でちょっと太ったかのぉ?って思ったんじゃが、当然そんな事は口にはせなんだ。 けど、明らかに化粧が濃くなり、若干だがケバっぽい雰囲気を醸し出していたんじゃよ。 儂と別れた事を気に病んで窶(やつ)れてしもぅてはいないかと心配をしとった... 続きをみる

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  • 惜別

    別れた当初は、迷ってる。 って感情が一番強かった。 本当にこのまま惜別してしまってもいいんだろうか? 別れる時期は今のタイミングで間違っていないか? もう一度考え直して、何か他の案が無いのかを考えるべきじゃないのか。 次に、したのは後悔かな? 出会ってしまって、好きになって恋をした。 その過程の一... 続きをみる

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  • 結婚ってなに?

    結婚してからもう30年以上も経っている。 夫婦仲は決して悪い方ではない。 って言うか、夫婦仲はかなり良い方だと俺は思ってる。 それが今現在互いに恋愛感情を持っているのかは別として、 感情的になっての喧嘩っての今までにしたことはないし、 別れようって思った事はお互いに一度もないんだ。 俺に限って言え... 続きをみる

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  • どっちがいいと思う

    放っといて下さいな、独り言を好き勝手に 書き散らしているだけなんですから、 ご意見無用です。 きぃ~っ、これだからSNSって奴は 良からぬ奴らの人目に触れるから嫌なんだ。 えっ、そんなら書くなって? いいや、私は屈しませんよ。 誹謗中傷、暴言暴力、ご指導ご鞭撻 素直に受け止められるような真っすぐな... 続きをみる

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  • 蜘蛛の糸

    真っ昼間の直射日光が辛い。 なに?11月だよ、この気温って変じゃね! 例年だとこの時期に庭の紅葉が真っ赤に色付いているはずなのに 今年は夏場に緑色していた葉っぱが赤くならずに茶色に変化し始めてる。 ちっちゃな子供の手みたいな形の葉っぱを元気良くパーに開いて 真っ赤に染まってるはずなのに、 今年は指... 続きをみる

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  • 大して貯まってませんが

    X?未だにツイッターの方が通りが良い気がしてるんですが、ただ単純にXと書かれてもSNSの例のサイトだって頭の中で即座に理解するほどには浸透してない気がして、皆さんはもうXで定着しているんでしょうかね。 例によって例の如く、そのXに投稿した下卑た単文を幾つか載せちまいます。 「何が言いたいの?」など... 続きをみる

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  • 墓参り

    駅前の花屋さんで 君の好きだった花を 思いつく限り寄せ集めたら ごっそりとした花束になったんだ。 街はずれの港町 レンガ倉庫の先を右に折れれば 急な坂道に 君の面影が迎えてくれる 道端の石に腰かけて一休み 幼いころ 君が見ていた港を見下ろせば 潮風に何故か懐かしさを 語り掛けられ 潮風に揺れる花束... 続きをみる

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  • その曲はまだ

    その曲のイントロが流れ出した途端に 否応なしに去来する走馬灯から逃げ切れず、 手にしたタンバリンを膝で握り締めていた。 ダメだよ、 その曲を君が歌うのは止めて欲しい 嫌だよ、 君のその声で熱唱するのに俺は耐えられない 切なくて、 脳みそがバグって涙がちょちょ切れそうになってる 言ってなかったよね ... 続きをみる

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  • 真夜中の道化師

    正に「青春」の一言に尽きると思う。 俺は地元の公立高校の受験に失敗して、滑り止めとして受けた、隣の東京にある私立の高校に通う事になってしまった。 なので、中学時代に付き合っていたSとは疎遠関係的な自然消滅で音沙汰がなくなってしまった。 まぁ、付き合い始めの頃の彼女は決して可愛い部類の女の子じゃなか... 続きをみる

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  • ラーメン的な

    ポテチで油だらけの指先で真新しいPCを ギトギトにしながら 身構える事なく、気楽な気分で 手を抜いてます。 「今って、付き合ってる人はいるんですか?」 いつも行列のできている駅前のラーメン屋に、 一人で一時間も並んで、やっとありついたラーメンが たいして美味しくなかった。って 話の流れの後でいきな... 続きをみる

  • スカート捲り

    小学生の頃にスカートめくりと言う遊び?が流行っていた。 学校にスカートを履いて来た女子のスカートを捲り、パンツを見ると言う実に単純で愚劣な遊びだった。 友達同士でさえあだ名で呼んではいけないと言う現代では、そんなスカートを捲るなどと言うハレンチな行為などは言語道断、絶対に許されはしない遊びになって... 続きをみる

  • 続、リング

    まんじりともせずに、 色のない、 音もない空虚の中に ぽつぅ~んと独人。 届けられた手紙の内容に 心を葬られたままで 己れの所在を喪っていた。 「まさか」 受け止められるはずのない内容を 否定するでもなく かと言って 認められもしなかった。 遠い昔の記憶が 鮮やかな色彩で 昨日のできごとの様に甦り... 続きをみる

  • 無闇矢鱈

    すくい取る様に、俺はそのため息を手のひらで受け止めたんだ。 微かな温もりすら感じられる、そのため息が指の間からぽろぽろと零れ墜ちて行くのを塞ぎ切れなくて、どんどんと気持ちが荒んで行くのを感じてしまっていた。 綺麗な黒髪の旋毛をぼんやりと眺めながら切り出した、「もう」は、遥か三分前の昔の出来事。 闇... 続きをみる

  • 帰り際

    君の体を洗っていると 泡だらけの俺の手をギュッと掴んで 「一人にしないで。」と この世の終わりの様な悲しい顔して 吐き出した心の塊 45度のシャワーで流す 患部の痛みなんかより 遥かに辛そうな絞り出す声で 「好き。」 真っ白な湯気を切り裂いて 耳に届く 手当てをして パジャマを着せて 寝かし着ける... 続きをみる

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  • どうゆう事?

    「お前らみんな揃って、同じ方へ向かって何処へ行くんだよ。 そんなに急いで、広くて何んにもない青空を あっちに向かって行って何があるんだ?」 うっすらと暖かい砂浜に寝転んで、つい声に出して話し掛けてしまっていた。 海から吹き上げる風には、もう肌を刺す様な冷たさはなく、少し湿った温もりさえ感じられる季... 続きをみる

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  • 小夜 3

    まだ陽射しに衰えが見えない午後の森の中、明るい木漏れ日がキラキラと舞って、夕方でもないのにひぐらしが切なげな輪唱を降り注ぎ、その声を引き裂くかの様にやけくそになってみんみん蝉が鳴いていた。 資材置き場の倉庫内は、森の湿度がみっちりと漂い、半端ない暑さが立ち込めていた。 真夏の暑さの中をだらだらと歩... 続きをみる

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  • 小夜 1

    よせばいいのに、頑張ってちょっと長めの、かと言って小説なんてとても言えやしないお話しを書き出してみました。 起承転結などと言うストーリー的な展開もありませんし、誤字脱字のオンパレードで多少の苛つきを感じてしまうのかも知れませんが、忍耐力に自信が御座いましたらどうぞお目を通して見て下さい。 中学一年... 続きをみる

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  • 残念だよ。

    何も起こらなかった。 そこからは、何も始まらなかったし、 何も生まれなかった。 幾つもの夜に数百に及ぶ DMを送り合い文字で語り合った。 最初、俺はただ彼女を励ましたかっただけだったんだ。 お互いに、得体の知れない者同士が、このnoteで他愛のない感想のメッセージを残し、twitterのDMで触れ... 続きをみる

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  • 一昼夜の情事

    黒すぎる藍色が、次第にブルーグレーに侵食されて行く空を二人で眺めていた。 夜明け前と言う名の、時計を見たくない時間帯に、俺の一物は彼女の体内でかろうじて息づいていた。 美し過ぎるパノラマ映像が、朝の始まりではない夜の終わり様と、まだ物足りなさそうな彼女の夜更けの延長が一致していた。 一物を包み込ん... 続きをみる

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  • そんな理由で、

    掛ける言葉を失った、 風を孕んだ髪が舞い上がり チラ見した横顔。 強がる事も出来きなくなって 表情を失った彼女が 大丈夫な分けないのを 俺は良く知ってる。 だからと言って、 選び切れずに呑み込んだ 幾つかの言葉の候補を 手探りで探しても 喉の奥 胃が痛み出す程の 苦しさにさいなまれ たった一言 「... 続きをみる

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  • 魑魅魍魎の化身

    こんな男になりたかった訳ではない。 さりとて、大きな岐路に立たされて迷った覚えもない。 選ぶして選んだ道を辿って歩いて来たら、こんな男に成り下がってしまっていた。 何処でどんな選択を大きく間違った訳でもなく、幾つもの小さな岐路を少しずつ歪めてしまっただけなのに、今となっては、こんなにも惨めでみっと... 続きをみる

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  • 引き払えぬ部屋

    四年以上も過ごしたこの部屋を、 とうとう片付けなければならなくなってしまった。 想い出だけしか残されていないこの部屋は、余りにも俺逹が息づいていて身動きが取れない。 何もかも全てが俺と、彼女との暮らしを物語って、何一つ動かせやしない。 タンスの二番目の引き出しには、未だに彼女のカラフルな下着が、綺... 続きをみる

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  • ぶつくさと呟く

    揺れ動く喪失感には、 どんな色を混ぜ合わせたら 明るい色彩に変われるのだろうか。 絵の具の色は、 色を重ねれば重ねる程に その色彩は黒に近付いて行ってしまう。 明るい色を作ろうとして、 どんなに明るい色を混ぜ合わせても 結局は白には敵わない。 だけど、 光の色彩は交ぜるほどに 明るく輝く明光に近付... 続きをみる

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  • 消去

    一つ一つ、 思い出を、 痕跡を、 写真、 LINE、メール、DM、 サムネ、番号、 笑顔、泣き顔、 記憶までも、、、

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  • ありがとう

    「ありがとう」 その言葉は、 余りにも気軽で 薄っぺらだけど、 それを 何度も吐き捨て合うしか お互いの気持ちを 言い表すべき素直な言葉が 見つからなかった。 溢れ出るあらゆる気持ちは、 全部その言葉でしか 表現できなかったんだ。 さよならすらも 「ありがとう」としか 言えなかったんだ。 簡単で薄... 続きをみる

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  • 屍に立つ

    静かな哀しみに縛られて、 身動きが出来ずに 吐き気を堪えている。 忘れるのではなく、 思い出の全てを受け入れて、 繰り返しトレースして、 哀しみ尽くす。 泣いて、泣いて、泣いて。 心が、涙が、時が、 枯れ果てるまで うずくまり吐き散らかして また泣いて。 それでも、尚も 解けぬ哀しみの呪縛からは ... 続きをみる

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  • そこにいた彼女

    仏壇に上げたお線香の灰が、 くるんと丸まりながら、 燃え繋いでいる。 それは仏様が喜んでいる 記しだと、 何処かで聞いた覚えがある。 遙々と遠い港街の外れまで 長い時間を掛けて 始めて訪れてみた。 あれから三年。 忘れる事も出来ず、 亡くなった事実からさえも 俺は目を背けていた。 何度も聞いていた... 続きをみる

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  • リング

    堅く握り締めた拳の中には、 飾り気のない 細いシルバーのリング。 ある日、なんの前触れもなく、 突然にポストに投げ込まれた 訃報を知らせる手紙の中に、 無造作に、 同封され送られて来た。 昨年○月○日に逝去されました。 失礼とは存じますが、 故人の意思に従い 同封させて頂きます。 指輪が凍り付くよ... 続きをみる

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  • あゆみん 3

    俺は、一度好きになった女は、 滅多に嫌いにはならない。 一度、愛したら、 その心や気持ち、内面を 好きになっちゃうから 外見が気にならなくなるのかな。 だって、愛してる人が、 もしも、万が一、 交通事故や病気で 変わり果てた姿に なったとしても、 愛してる事に変わりはないから。 それは、何十年の時... 続きをみる

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  • あゆみん 2

    「ねぇ、良かったらで良いんだけどね、 本当に、嫌だったら断っていいんだから ね、こんなになっちゃった女になんか、 なんの価値もないのは解ってるから」 卑下にしか聞こえなかった言い訳に、 妙に腹が立った。 昔とは言え、自分の彼女だった女が、 誰にでも自慢出来た彼女だった女が 今では、価値のない女なん... 続きをみる

  • あゆみん 1

    もう数年前の話しです。 会社の用事で、会社近くの銀行に 行った時の事。 窓口で手続きをして貰って居る間の 待ち時間に、3~4人掛けの椅子に 座っていると、 一人分を空けない程度の間隔に 一人の、いかにも場末の飲み屋に 居そうなおばさんが腰掛けたのだった。 俺は、特に気に掛ける事もなく、 床に視線を... 続きをみる

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  • その名は。

    先ほどテレビを視ていたら、とある大物お笑い芸人が、工業高校の機械科卒業だと自分の事を卑下するような発言をしていたんだ。 そっか、工業高校の機械科ってのは一般常識的には恥ずべき経歴なんだよなって、改めて心に留め置く事が出来た言葉だった。 時代背景としては、その芸人さんよりは遥かに昔の、暴走族が全盛期... 続きをみる

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  • うだうだ独り言 5

    最初の頃は彼女も、俺に家族がいると言う事に後ろめたさを感じていたのだろう。 会社帰りに、週に1~2回程度、3~4時間の時間を割いて、当時の彼女のアパートにまで足を運び食事に誘い出していた。 そうでもしなければ当時の彼女の生活の中には、部屋から外出する事と言ったら自分の食事の材料を買い出しに出るだけ... 続きをみる

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  • エリカ 5

    ふと原点に立ち返ってしまった。 優香は確かに可愛い。 学園祭のミスコンでダントツの一位を獲得するだけの魅力を優香が持っている事は充分に理解しているし、俺自身が身を持ってそれを実感している。 しかし、その優香の持つ高品位ブランドは俺が優香に告白をされ、付き合い出してから優香の周りの友達から初めて知ら... 続きをみる

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  • エリカ 4

    真っ白な見馴れない雪景色の町並みを駅に向かって走っていた。 なんか、まだズキズキしてて変な感じだよ。 でも、、、 外を眺めながら涙を流しているのが、なんとなく彼女の雰囲気から分かってしまった。 後悔はしてないよね? してるよ。 間髪入れずに返答が返って来る。 なんだよ、それ。 こんなの嫌に決まって... 続きをみる

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  • エリカ 3

    なんて綺麗な形をしたオッパイをしているんだろう。 キャミソールを躊躇いもなく、潔く脱ぎ去り淡いピンク色をした花柄の可愛いブラは決して大きな内容物などは抱えてはいなかった筈なのに。 意外に大きいんだね。 余計な感想を口にしてしまった。 その言葉を聞いて、少し恥じらう様に片手で隠して、はにかむ様な笑顔... 続きをみる

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  • エリカ 2

    雪はより一層大粒になり、ヘッドライトに貼り付き始めたのか前方を照す範囲が狭くなって来ている様に思えて来た。 を行き来しているワイパーも掻きよけた雪を固まりにして溜め込んでしまって、端っこの視界を妨げてしまっていた。 気象状況は可なりの悪化を辿っているのは確かだった。 やっと市街地を抜けて、町外れの... 続きをみる

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  • コロナ事変 4

    そんな生活環境の変化をひろみに話をしているのだが、俺の行動パターンが変化をしたと言う事は理解してくれているらしい。 しかし、これまでのひろみの人生に於いて、労働により賃金を貰うと言う、いわゆるバイトや会社員などの賃金労働経験が全くないお嬢様には、この人生の不公平感はいくら説明をしても細かい気持ちの... 続きをみる

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  • 笑顔の天秤

    覚えて居たくないのに 思い出になってしまうだろう瞬間が 繰り返され記憶に刻まれて行く。 君が笑っている。 はしゃいで、嬉しそう。 去年の今日も同じ様に チョコレートを片手に あの改札口からにこやかに 駆け寄って来て 嬉しそうに笑ってくれた。 バレンタインもクリスマスも、 誕生日も出逢いの記念日も、... 続きをみる

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  • パンケーキなの?

    日曜日の遅い朝、 スマホの表面を コロコロと転がる様な 楽しそうな声が 耳に流れる込む。 そう言えば、 夕べ、 番号教えたんだっけか俺 今日も会おうなんて 夕べは言ってなかったじゃん。 なんでそんなに 嬉しそうなのさ。 気楽だけど、 気軽には手を繋げない。 近くに居たけど、 目を見詰めては話してな... 続きをみる

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  • あっさりとした愛

    「愛してる」 と言う、陳腐な言葉がある。 勿論、愛なんか目に見える様な実態などない。 だけど、自分の気持ち、心には、 確実に実在感のある感情。 一方、愛しています。 の、言葉を手向けられても、 自分の心には、 その度合いや実感は、なかなか 瞬時には、伝わっては来辛いものだ。 例えば、 熱し易く、冷... 続きをみる

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  • 抜け出すには、、、

    いつかきっと他に誰かが現れるよ その傷を癒せる相手は絶対に居る なんて励ましの言葉を俺は言えない 深く心に刻まれた 大切に美化されてしまった 想い出に勝る人なんて 何処にも居やしない それが例え想い出の 本人だったとしても 抱いている想いを超える事なんて とても出来やしない それが過去なんだ それ... 続きをみる

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  • 無駄な青春

    努力は必ず報われる。 流した汗は裏切らない。 中途半端な青春時代の俺には 掴み取りたい栄冠があった。 しかし、 結果は5位。 表彰台にはあと、 2歩も足りなかった。 追い込みは正に中途半端の 極みだった。 それでも、立派だ、胸を張って クラブに帰れるなと師匠や先輩は 肩を叩いてくれたけど、 俺に取... 続きをみる

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  • とあるおばさん 3

    俺は、一度好きになった女は、 滅多に嫌いにはならない。 一度、愛したら、 その心や気持ち、内面を 好きになっちゃうから 外見が気にならなくなるのかな。 だって、愛してる人が、 もしも、万が一、 交通事故や病気で 変わり果てた姿に なったとしても、 愛してる事に変わりはないから。 それは、何十年の時... 続きをみる

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  • とあるおばさん 2

    「ねぇ、良かったらで良いんだけどね、 本当に、嫌だったら断っていいんだから ね、こんなになっちゃった女になんか、 なんの価値もないのは解ってるから」 卑下にしか聞こえなかった言い訳に、 妙に腹が立った。 昔とは言え、自分の彼女だった女が、 誰にでも自慢出来た彼女だった女が 今では、価値のない女なん... 続きをみる

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  • とあるおばさん 1

    もう数年前の話しです。 会社の用事で、会社近くの銀行に 行った時の事。 窓口で手続きをして貰って居る間の 待ち時間に、3~4人掛けの椅子に 座っていると、 一人分を空けない程度の間隔に 一人の、いかにも場末の飲み屋に 居そうなおばさんが腰掛けたのだった。 俺は、特に気に掛ける事もなく、 床に視線を... 続きをみる

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  • だってバカなんだもん 1

    そうか、そうなんだと 今更ながらに気が付いた。 このブログには、 皆様はエッセイを書いている。 こんな事に今更になって 気が付くなんて、 なんて間抜けなんだろうかと 我ながらにして自分の愚かさに 驚いてたりする。 文章を書く事に苦労をしたのは、 大学を卒業する為の論文を 書かなければ成らなくなった... 続きをみる

  • 日記

    見慣れた綺麗で 丁寧な文字が並んでる。 書き著しているのは 二人の生活の出来事。 君らしい視点が 俺を視ていた日常は、 なんて純粋な真心に 包まれていたのだろう。 俺はどうして、 こんなにも溢れていた愛を 棄てられたのだろうか。 手を伸ばせば 指先が斬れてしまいそうな 鋭い上弦の三日月が、 瞳を伝... 続きをみる

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