敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

2021年7月のブログ記事

  • 寂寥【せきりょう】の意味。

    思い出に振り回されて、 今の俺は 上手く生きられていない。 きっと、彼女も今頃はそんな状態に 陥ってるのかも知れないな。 なんて、思ったのは、 そうあって欲しいと願う 俺の薄汚いプライドの 捻れた醜さなのだろうか。 同じ様に落ち込んでいて欲しくて、 自分が彼女に注いだ愛情が 確かな傷跡として 残っ... 続きをみる

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  • アーカイブ

    自己同一性の維持が 思考力の低下で 困窮して混沌としている。 そもそも物事は 一度忘れてしまわなければ、 思い出すと言うコンテンツには たどり着かないんだ。 「彼女と出逢う前の俺。」 何もなかった分けでは ない筈なんだけど、 彼女への感情が 誕生する以前の記憶が 俺のメモリーには、 何故か残されて... 続きをみる

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  • 慣れないな、

    こんな年になっても、 「別れ」に 慣れる事が出来てないんだ。 情けない。 てか、出会いから、 「好き」に至るまでのプロセスも 不器用過ぎて、 俺は、 この年になるまで、 いったいどんな恋愛を積み重ねて 何を学んで来たのやら、 自分の「いい加減」さに 嫌気が差している。 乗り越え方も学ばずに、 ただ... 続きをみる

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  • かさぶた

    かさぶたになり掛けの 半乾きの傷口。 濃紫色の荒廃したハート型 双曲線の先端が ボロボロと剥がれ落ちても 痛みすら感じやしなかった。 目の前を日常が平然と 過ぎ去って、 何時もの暮らしに 呆然と乗って、 巻き起こした事件から 遠ざかっていたんだ。 何かが足らない心を 踏み潰しながら暮らしている。 ... 続きをみる

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  • 痛ってぇ~わ

    蒼く冷たい涙を貴方に送ります。 これは、哀しみを表す標ではありません。 これは、淋しさで流れる涙ではありません。 これは、私の中に常にあった覚悟が 訪れてしまった涙なんです。 悲しみではありません。 ただただ、悔しいのです。 こうなる事を知っていながら、 常にあった別れの不安から 目を逸らして目の... 続きをみる

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  • 魑魅魍魎の化身

    こんな男になりたかった訳ではない。 さりとて、大きな岐路に立たされて迷った覚えもない。 選ぶして選んだ道を辿って歩いて来たら、こんな男に成り下がってしまっていた。 何処でどんな選択を大きく間違った訳でもなく、幾つもの小さな岐路を少しずつ歪めてしまっただけなのに、今となっては、こんなにも惨めでみっと... 続きをみる

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  • 引き払えぬ部屋

    四年以上も過ごしたこの部屋を、 とうとう片付けなければならなくなってしまった。 想い出だけしか残されていないこの部屋は、余りにも俺逹が息づいていて身動きが取れない。 何もかも全てが俺と、彼女との暮らしを物語って、何一つ動かせやしない。 タンスの二番目の引き出しには、未だに彼女のカラフルな下着が、綺... 続きをみる

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  • 友人B

    少しだけ泣かせて貰ってもいいかな? そんな言葉を 言い終らぬ内に溢れ出す涙。 見ないふりして 掛ける言葉をおろおろと探す俺。 もたれ掛かって来て 胸に顔を埋めてしまった。 ん?えっ! あれれ。 これってさ、 少しだけって案件じゃないよね? ぴえん程度の話しじゃないよね? ガッツリと本腰が入ってない... 続きをみる

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  • 私は淫乱

    なんでなんだろう。 我慢できないくらい、 好きが溢れ出して来て、 じっとして いられなくなる時があるの。 そんな時には決まって、 下の方が暖かくなって、 ぬるぬるが 流れ出して来ちゃってるんだよね。 きっと、 私って淫乱なんだよね。 貴方の隣に くっついて座ってるだけなのに 何処かを触られてる分け... 続きをみる

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  • 仕返し

    あっ、来るな そのタイミングは 近付いてくる視線で分かるんだ 目に着けば なんの躊躇いもなく 当たり前の様に まるで乳飲み子が おっぱいを求めるかの如く ごく自然に咥えて吸い付いて来る 準備の調っていない俺は 無抵抗で無防備な ふにゃふにゃが 突然見舞われる暴力に たじろぎながらも されるがままに... 続きをみる

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  • とあるメール

    午前2時過ぎ、 静かな部屋の中で、 枕の中から聞こえる呟きを 聞きながら 私はいつになったら 眠れるのだろう なんて考えてる。 いつもなら、 私が布団を独り占めしてないか 気を使ったりしながら、 眠っている時間帯なんだろうな。 ちゃんと、いつもあなたには、 本当に気を使ってるんだからね。 だけど睡... 続きをみる

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  • 汚れ花

    道路脇で花の姿を 保っている期間が 長い紫陽花は 雨の泥はねや 車の排気に曝されて 憐れな咲き姿で 揺れている 何故そんな姿になってまで 花びらを落とさずに 頑張るのだろうか そんな生き様が 誰かと重なって 浮かび上がる面影 悲しく汚れた 水色の紫陽花なんか 俺は見たくなかったんだ

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  • ぶつくさと呟く

    揺れ動く喪失感には、 どんな色を混ぜ合わせたら 明るい色彩に変われるのだろうか。 絵の具の色は、 色を重ねれば重ねる程に その色彩は黒に近付いて行ってしまう。 明るい色を作ろうとして、 どんなに明るい色を混ぜ合わせても 結局は白には敵わない。 だけど、 光の色彩は交ぜるほどに 明るく輝く明光に近付... 続きをみる

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  • 滲み出す

    俺の心に巣食う水溶性の悲しみが この雨に打たれて流れ出し 傍らに咲く紫陽花を鮮やかな蒼に 咲き誇らせてくれた 余りにも見事な蒼の深さは それだけ俺から出でた思いの 濃さを表しているのだろうか

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