敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

ぶつくさと呟く




揺れ動く喪失感には、

どんな色を混ぜ合わせたら

明るい色彩に変われるのだろうか。


絵の具の色は、

色を重ねれば重ねる程に

その色彩は黒に近付いて行ってしまう。


明るい色を作ろうとして、

どんなに明るい色を混ぜ合わせても

結局は白には敵わない。


だけど、

光の色彩は交ぜるほどに

明るく輝く明光に近付いて行くんだ。


それが幾ら暗い青だろうと、

毒々しい赤であろうと、

それは光の色彩である以上は、

重ねれば重ねるほどに

確実に明白色に寄って行く。


心に残すべき思い出の映像は、

キャンバスに描く絵の具の画ではなく、

あらゆる色彩の光で彩られた

銀幕のスクリーン映像として、

心に残す方が正しいのだと思う。


俺は、

この心のアトリエに残した絵画を

どの様に始末したら良いのやら。


これからの心の映像には

どんな物語を映し出して行けば良いのか、

塗り重ねて

くすんでしまう様な思い出よりも、

色褪せながらも

明るい白に霞んで行ける思い出を

残しながら余生を送って行けたらと。




愚かな奴の愚鈍な考え。

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