敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

2022年7月のブログ記事

  • ついったぁ

    ふわりと風を孕んだロングのフレアースカートの中に、じゅくじゅくとした発散し切れない滾る欲情を閉じ込めて、 君は、さもあらんと言わんばかりに颯爽と去って行った。 君を苛んでいた俺の唇の周りにはまだ、ねっとりとした確かな余韻と僅かな悔しさだけが残されていた。 香りが満ちた蒸れたスカートの中、ちょこんと... 続きをみる

  • 独り言を呟く

    ここにきて、突然ですがtwitterと呟きの一気載せの暴挙に出ます。 過去物も含んでいますので、長い、くどい、つまらない、意味が分からない、どゆー事?、止めてくれ。 等が御座いましょうが、私は聞く耳を持ちませんので悪しからず。 僕の顔の上を跨いで行った君の スッポンポンの合わせ目から 滴り落ちたし... 続きをみる

  • 綺麗なんだ

    指先の動きがしなやかで 髪の毛、一本一本の毛先にまで その女の美しさの意味が輝いていた。 吐息にあしらわれた言葉が ダイレクトに心をとろけさせ 何一つ抗えやしない。 麻痺と言うよりも 消失した理性は その女の前では 乳飲み子と化してしまう。 かと言って 赦されはしない甘えと 赦されはしない接触の只... 続きをみる

  • 君の言う

    君言う、「会いたい。」 って言葉ってさ、 して欲しい。って意味だよね。 君の言う、「寂しい。」 って言葉ってさ、 自慰だけじゃ 処理仕切れない疼きに 困ってる時だよね。 君の言う、「好き。」ってさ、 俺の事が好きって言ってるんじゃなくて 俺が見極める限界点が 君には丁度良いって意味だよね。 君の言... 続きをみる

  • ペットボトル

    500ミリリットルのペットボトルの飲み口の細く撫で肩の付近ですら入らなくて、手こずりながら無理矢理に押し込もうと、先ほどから10分近くは努力をしていたんだ。 余り無理矢理に力を入れると、痛がったり、苦しんだりして上の方へと逃げてしまうし、喘ぎ声も叫び声に変わってしまい、うるさくて閉口してた。 やが... 続きをみる

  • 色気の元

    女は抱かれ続けていなければ、 その真価を現す事ができない。 身のこなしや歩き方にも、 日常の抱かれ方の仕上がりが 表れる気がする。 抱かれている女の所作には 色気が纏われている。 夜に磨かれている女は 昼間にその輝きを醸し出す。 しかも、夜の満足度に比例した 表情は如実に表れる。 満足を通り超して... 続きをみる

  • 豊胸

    珍しく薄暗くした部屋のベッドの中で いつもの様に 手のひらで掴んだ 馴染み深い彼女の乳房 えっ、、、 あれ? あれれ! なんか何時もと違う。 全然違う。 てか、 何時ものように、 手のひらの中に スッポリと収まらない。 なんか、 大きさが増してるじゃん。 てか、 中になんか入ってるじゃん。 食い込... 続きをみる

  • LINE

    午前2時 LINEの着信音に 思わずスマホを手にする あの人からの着信に 何故か胸が高鳴った あれ? 何で私、 こんなに嬉しいんだろう もしかして ときめいてしまってるの? スライドした画面には たった一行の書き出し表示には 「ごめん、こんな時間に」 の文字までしか表示されない まだ起きているのか... 続きをみる

  • 書いただけ

    蜩の輪唱が深い緑の湿度に染み込んで 空気を淡い哀しみ色に染め上げていた。 遊歩道に覆い被さる様に張り出した 逞しい幹の枝葉が微かな風に揺らいで 路面を撫でる影が足元で遊んでいる。 「もう、無理なのかな?」 長い月日を共に過ごして来た、 聞き慣れているはずの 心地よい柔らかなソプラノに 耳障りな諦め... 続きをみる

  • 続、リング

    まんじりともせずに、 色のない、 音もない空虚の中に ぽつぅ~んと独人。 届けられた手紙の内容に 心を葬られたままで 己れの所在を喪っていた。 「まさか」 受け止められるはずのない内容を 否定するでもなく かと言って 認められもしなかった。 遠い昔の記憶が 鮮やかな色彩で 昨日のできごとの様に甦り... 続きをみる

  • 生理

    俺は、どんな間違えを犯したとしても決してイケメンなどと言う部類の種族には属する事などはありえない。 見た目として人並な部分と言えば、175センチ、60キロ前後の体重を高校時代から現在に至るまで保ち続け、不摂生中年男性に有りがちなお腹ぽっこりもない、体形だけはスポーティーに見えがちなスタイルをしてい... 続きをみる

  • 無闇矢鱈

    すくい取る様に、俺はそのため息を手のひらで受け止めたんだ。 微かな温もりすら感じられる、そのため息が指の間からぽろぽろと零れ墜ちて行くのを塞ぎ切れなくて、どんどんと気持ちが荒んで行くのを感じてしまっていた。 綺麗な黒髪の旋毛をぼんやりと眺めながら切り出した、「もう」は、遥か三分前の昔の出来事。 闇... 続きをみる

  • 七夕の夜に

    仰ぎ視る満天の星空。 この地上から確認できる一つ一つの星の全てが名前を授かっているのだろうか? ベガはこの数千億とも思われる星屑の優雅な大河の流れの中にいるはずの、たった一つのアルタイルを探し出す事ができるのだろうか。 今、見えている星々の輝きの中には、何億光年の距離を隔てやっと頭上を彩っている光... 続きをみる

  • 磯は、

    遥か高みの真っ白な雲がどっしりと腰を据えて留まっている。 その下層をブチブチに千切れた軟らかそうな綿雲が形を変えながら忙しなく東に流れて行く。 今日磯は空模様の慌ただしさとは別世界の様に風が穏やかで、海面は凪いでいた。 長い磯竿と投げ竿の二本を岩場に置いたままで、何を考えるでもなく、ぼんやりと空を... 続きをみる