敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

なぁ月よ。




今夜もしれっとした薄い月

なにやら目を細めて

冷めた眼差しで

俺を少し軽蔑をしてやがる


邪魔くさいんだよ、ばか野郎がっ!

そんな高い所から

見下ろしやがって。


興味本位で根掘り葉掘り

じっと見詰めて居やがって

お前なんかに俺の何が分かるんだ

相談してる分けじゃないんだ

単なる独り言

愚痴ぐらい溢さなきゃ

やってやれない事だらけ


お前に話している分けじゃない

単なる独り言なんだから

慰めなんかするんじゃねぇ

俺は独りで生きて行ける


舐めんなよこの俺を

そんなちっぽけな薄明かりで

俺を励ました積もりでいるならば

そんなお前も奴らと同じ

下らない常識論者


夜を照らす唯一無二

いにしえの昔から

こんな夜にでも

俺の闇ですら

灯りを射して

くれるんじゃないのかよ


高見から哀れみやがって

こんちくしょう

ふざけんじゃねぇぞ

降りて来やがれ

ぶん殴ってやる


お前もあいつも

俺の心を見透かして

ほんのりとぼんやりと

手の届かない所から

照らしやがって

同じなんだよ

てめぇらは


それが優しさの積もりなのか

それが思い遣りとでも言うのか

こんちくしょう!


それは、

見方によっては

喧嘩を売ってる様にも

受け取れる

野暮な見透かし

冷めた慰め


手が届きさえすれば

その横っ面を

グゥで思いっ切り

殴り着けてやるのにな

さぁ降りて来いや

薄ボケた月よ


まだ明けるまでには時間があるさ

このもやもやとした鬱憤を

この拳に託して

打ち込んでやる




だからさ

そんな分けで、

なぁ月よ。


俺の心はズタボロさ。

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