同棲のブログ記事
美紗絵との出会い
はっきり言って、めんどくさいです。 特に意味もなくストーリーもありません。 ふと思い出した過去の自分の記憶を繋ぎ合わせて、ただ長いだけの駄文にした自分史ですので、うかつに読んでしまうと不快に感じるかも知れませんが、責任は取れませんので宜しく。 いつからか俺は、一つ一つの言葉を丁寧に選ばなくなってし... 続きをみる
淫獣
丁度いい塩梅に酔っ払っている彼女が堪らなく大好きなんだ。 果てしなく淫乱に、剥き出しの性癖をタガが外れたように際限なく吐露をし続けて絡み着いてくる。 普段使いの、ちょっと内気で、ともすると清楚系にさえ分類されるような淑やかさからは、とても想像出来ない淫乱小悪魔と化すんだ。 その変貌ぶりは、ジャング... 続きをみる
コインランドリー
同棲初日の夕方。 引っ越しの荷解きが 一段落着いたので、 アパートから歩いて 5分足らずの銭湯まで ランドリーバッグをぶら下げて 二人手を繋いで歩いて来た。 銭湯の直ぐ隣には コインランドリーがある。 「私は一時間近く掛かるから」 と言うので 彼女には先に銭湯に 入って貰ったんだ。 初夏の天気が良... 続きをみる
仕返し
あっ、来るな そのタイミングは 近付いてくる視線で分かるんだ 目に着けば なんの躊躇いもなく 当たり前の様に まるで乳飲み子が おっぱいを求めるかの如く ごく自然に咥えて吸い付いて来る 準備の調っていない俺は 無抵抗で無防備な ふにゃふにゃが 突然見舞われる暴力に たじろぎながらも されるがままに... 続きをみる
屁理屈
100%の信頼感から来る近接した男女間の精神的な距離は、礼儀や遠慮などを一切省かれた、もう一人の自分とも思える親近感を持って相対しているものだったりする。 勿論、そこに感謝や喜怒哀楽の心情的な交流は存在しても、あえてそれまで省いていた感情を言葉にして、表情に現してまでの表現をする手段を選ぶのは、そ... 続きをみる
その直後
自殺を考え、 自殺すら考えられなくなり、 ぽつんと独り部屋の隅っこで 膝を抱えて過ごしてた。 暮らして来た生活を思い出す訳でもなく、 思い出を反芻するでもなく、 何を食べ、何時トイレに立った のかさえ全く覚えていないし、 何日間そうしていたのかも 記憶に残っていなかった。 朝日が射し込み、街明かり... 続きをみる
早苗
いつもと違う筆圧の高い丸文字が、 丁寧に並んでいた。 夕暮れの茜色が射し込む窓際の 机上には、何枚かの便箋だけが 重なり、 ムッとした熱気で部屋全体が 揺らいでいるように見えた。 視線を便箋に落とすと、 見慣れたはずの丸文字は、 硬い表情を隠しきれずに 俺に語り掛けている。 窓を開け放つ手が便箋に... 続きをみる
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