敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

あの笑顔



たまには路線を変更して、書けもしない失恋的なもんを想像してみました。
てか、はなっから俺は明るいお話しなんぞは書けてないじゃんね。






最後に大好きだった笑顔を見たかったんだ。
それくらいはしてくれてもいいよね。
だってこれを最初に切り出したのは
他の誰でもない君なのだからさ。



約束した積りはないけれど、
俺は何度も何度も君のその笑顔が
世界で一番可愛い笑顔だよねって
言ってきたはずじゃん。



だから、
今日のこの別離の場面では
いつもより、一番とびきりの笑顔を
用意してくれるのが俺に対する
これまでの礼儀なんじゃないのかな。



それを準備もできないで
おめおめとこの場に現れて
今になってぐずぐずと涙目で未練を
吐き出してさ
今迄積み上げてきた最後の二人の
思い出に
こんな君の泣き顔なんて
僕は絶対に残したくはないよ。



君を失う
これからの僕を暫く支えてくれるのは、
きっと今日の
この最後の君の笑顔だったはずなんだ。


それなのに、そんな一縷の望みさえ
君は持ち寄って来てはくれなかったんだね。


この場でおどけられない僕にも
そりゃ責任はあるんだろうけど、
これまでの僕を十分に知っている君だから
理解していたはず。





僕は誰と比べられて君を失うのか
知らないけれど、知りたくもないけれど
あの笑顔を向けられる
その相手からは絶対に僕よりも
もっとあの笑顔を大切にして貰うんだよ。


だから、あの笑顔は
もう僕のものじゃないんだら
僕に向けられないんだろうね。
そうか、それじゃ仕方ないね。




ふざけあって
無邪気ころころと笑うあの笑顔に
照らされていた僕は
きっとこんな日が訪れるだろうと
考えもしていなっかた。


きっとあの時の君も
絶対にそうだったはずなのに
あの時からの何がこんな結末に
結び付けてしまったのか。


「あなたが悪いわけじゃないよ。」の
その言葉に
何故、笑顔が添えられないのか。
何故、泣きじゃくっているんだか。


この別離を冷静に受け止めて
その理由や言い訳も聞かずに
ちゃんとした別れ方を選んで
君を失う事を
上手に見送ろうとしている僕は
君の眼に今どんな風に映ってるのかな。


君のあの笑顔に会えないまま
その涙を背中に突き立てられながら
この場を去らなければならない僕は
これまで二人で過ごして来た年月を
どうやって昇華すればいいのか。





そうか、それはもう君には、、、








わっ、くらっ。
真っ暗じゃん。
何を思ってこんな救いのない物を書いてるんだろうね俺は。


望みも光もなんもないやね。


なんか、ごめん。

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