敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

俺の弱点


俺には弱点がある。
今回はそれを暴露してしまおうと思う。


何を隠そう、俺は上下動に滅法弱いのだ。
日常生活の中に存在するその具体例の最たるものは、
エレベーターなんだ。
安っぽいビルのポンコツエレベーターは、一歩庫内に
足を踏み入れた途端に体重でフワリと箱が上下動する。
馬鹿野郎。
人一人の重量くらいで揺れてるんじゃねぇーよ。
と、イラッとしてしまう。
しかし、その安エレベーターの後の動きは、
高級で高度なテクノロジーを駆使した乗り心地を
重視していないために、機械的なゴツゴツとした
乗り心地なので、まだギリ許せはしないが、
なんとか乗っていられるのだが、
近年のハイスペックなエレベーターときたら、
フワリフワリと柔らかくソフトな上下動をしやがって、
地獄のような乗り心地をしていやがるんだ。


多分、誰にも理解はして頂けないとは思いますが、
俺はあのフワリとした雲にでも乗っているかのような
上下動がダメなんです。


子供の頃に、母に連れられて行ったデパートは
今でも嫌な思い出しか残ってないんです。


一度エレベーターに乗ってしまうと、
アノふわふわ感が2~30分間は体から抜けないのです。
足を一歩踏み出すと、床が、地面が雲やジェリーや
浮き桟橋のように揺らいでいて、腰?腰椎?の辺りが
ゆらゆらと揺れ動いているような感覚が治まらないんです。
めまいを起こしている時の地面の感じ?
血圧が不安定な時のあの感覚が、下半身を支配するん
です。
それは、別に歩いていなくても、エレベーターから降りた
直後に椅子に座ったとしても、地べたに寝転んだとしても
2~30分間くらいの浮遊感からは逃げられないのです。



さて、今まで語って来たのはエレベーターというたった一つに
ついての説明だけに絞り込んでいましたが、
日常生活をしている中で、このエレベーターに類似する
感覚に見舞われる機会の多さを皆さんはご存じだろうか?
立った状態で乗る。に限らず座った状態でもダメな俺には
まず、何処かへ出掛けるって事が苦痛になってしまうので
すよ。


まずは、自動車。
一般的な乗用車は路面の振動をスプリングで拾いますので
余り不快感は少ないのですが、それでも滑らかな路面で
の緩やかな登り下りを一定速度で走っている時の、
のフンワリ感は頂けません。


そして、ダメなのはバス。
最近のバスはエアーサスペンションを使ってるんですよ。
電車も然り。
バスに至っては、乗客の乗り降りに左側に車体を傾けて
乗降客に優しい配慮をなさいます。
電車も振動の軽減のためにエアーサスペンションを
使ってフンワリとした乗り心地をしている。


大型トラックやダンプカーまでもが、運転席のキャブと
呼ばれる部分はエアーサスで浮いてるんです。



階段の見つからないビルはダメ。
階段で登れないような高層階もダメ。
浮いている桟橋もだめ。
船もだめ。
観覧車もダメ。
湘南モノレールダメ。



当たり前に飛行機なんてふわふわパラダイスじゃないですか。
もちろん、それは乗ったから知ってるんですよ。
会社組織に所属してサラリーマンなんかをしていると、当然ながら出張なんて自体に出くわすわけなんですよ。
新人で使えない社員の頃には、地方への出張に連れ出しても役に立たないので出張なんてのは電車での近場の日帰りで済んでたんですけどね。
そこそこのキャリアを積んで来ますと、明後日に九州で仕事。
なんて話は日常茶飯事に起こりうるんですわ。


そんでやもなく乗っかって、現地近くの空港に到着したら、俺は使い物にならないって寸法なんですわ。


日本国内はおろか海外にも事業を展開しているようなワールドワイドな会社でしたので、あっさりと自主退社いたしました。



なので私は海外はおろか国内旅行にも滅多にでかけません。


自分で運転する分には車での移動は苦にならないので、地べたが繋がっていれさえすれば国内の旅行やぶさかではないんですけどね。




しょうもないやつですわ。

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