敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

だからなに?



何を隠そう、俺は甘党である。


しかし、酸っぱい果物は余り好まないのである。


よって、甘党のスタンダードである苺のショートケーキを食べる時には、ついつい苺を避けてしまったりする。


特にこの時期のケーキ屋さんのケーキに使われている苺は、見目麗しきお姿をしていながらも、固くて酸っぱかったりするのが、どうにも許せないのだ。


この六月と言うのは、息子の誕生日があったり、娘が熱中しているゲームのキャラクターの誕生日があったりして、我が家では、意外にもバースデーケーキを買う機会が案外と多いのだ。


特に、その誕生日が平日だったりする場合には、通勤途中に繁華街を通過する俺がそのバースデーケーキを調達する係になり、そのチョイスを一任されたりしてしまうのである。


平時の、ただ甘い物が食べたい。

程度のケーキチョイスならば、シュークリームやチョコレート、ティラミスやザッハトルテなどショートケーキで事が足りるのだが、記念品の為のホールケーキとなれば、ショーケースの中で、ドンと構えていらっしゃる苺のホールケーキ様がなんと言っても適任なのだ。


純白の生クリームを全身にツンツンと尖らせ、真っ赤な苺にはフロストシュガーをあしらわれた姿をそこかしこにちりばめられた、正に女王様。

いや、花嫁様が適任者なのです。

が、、、




六月の満月をストロベリームーンと呼んだりします。


その由来は、単純に月が赤く見えるからではなく、遠いアメリカの地では、この六月の頃には苺の収穫期なんだそうで、言わば苺の食べ頃を表す言葉なんだそうですが、、、


しかし、何故か我が国日本はと言えば、

その苺様のお姿は、見事なまでの艶やかな赤さと悩ましい程の色気を纏った形をしていらっしゃるのにだ、、、

酸っぱくて固い。


いや、グラビアのお姉さんかと思わせるくらいの、お見事なまでのグラマラスボディーを披露していると言うのにだ。

固くて酸っぱいのである。




俺は甘党である。

だがしかし、糖尿病である。

よって、甘い物は体に毒なのだ。


なので、自らが食べたくて、家族の為にチョイスする誕生日の為の旨そうな苺のホールケーキは、、、


苺は息子と娘に、、、


家内がカットするその非情なまでの鋭角さ加減。






俺は逃げも隠れもしない、


甘党だ。

×

非ログインユーザーとして返信する