Twitterの悲哀
140文字の限られた空白の中で、俺はいったい何を伝え様としているのだろうか?
ぶ厚く積もりに積もった濃厚で複雑な感情表現などを言い表す技量もなければ、才覚などを持ち合わせていない、ちっぽけな男が何を目的としているんだろうか。
ちゃんちゃら可笑しくて、道化にもなりはしないんだけど、逆に、ある種の諦めや開き直りがそこにはあって、躊躇いもなく自由気儘に文字を羅列する事が出来るんだ。
己れの中に沸き上がる、つまらない物語の欠片が、幾つかのセンテンスとして浮かび上がって来た時に、それを無造作に書き並べて文字にして見てるんだ。
そんな事を、繰り返される日常の反復の中の、ふとした空き時間を利用して打ち込んで、その空白の中にトリップしている。
そこには、全くの夢物語やメルヘン等が浮かび上がる分けでもなければ、空想世界が暴走する分けでもなく、その基軸となってしまっているのはあく迄も己が歩んで来てしまった過去の汚れた記憶の改ざんでしかないんだ。
振り返り?
そんな美しい響きのある言葉でなんて言い表して良い内容がこの下卑た男に書ける分けもなく、ただ思い付いた単語を無造作に羅列しているだけの汚い文章郡にしかなってはいないのが現実なんだ。
それを自覚してしまうと、心の隅っこにあったどす黒い暗闇が突然に、その幅を効かせ、その瞬間にしなくても良い反省モードに陥ってしまい、ペンが進まなくなってしまう時があったりもする。
無駄に書く事は好きなんだが、残念ながら文才などは持ち合わせてはいない。
もしも、この俺に物語の起承転結を構成して、面白可笑しく展開するだけの才覚があったとしても、多分、そこに描かれる物語は、一部の下劣な趣向を持った誰かにすらも響かない、片寄ったエロにしかならないんだろうと思うんだ。
僅か140文字、されど140文字で書き現したその内容は、AIの表現規約に引っ掛かり、何度かのアカウント停止に追いやられながらも、しぶとく、図太くまた新たにアカウントを立ち上げなから、まだ書き続けているバカな野郎なんですわ。