敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

意味はありません




短気な方は、読まない事をおすすめします。

長いけど、意味はありませんのでご了承ご勘弁、よきご理解の程をお願い致します。



大切な人を大切にするのは、簡単な様でそれに徹する事は中々できるものではない。

己を愛す様に大切な人を大切に扱い続ける。

この難しさとは、「大切な人」が特殊な位置関係にあるからに他ならない。

自分を大切にする事に関して、日頃自分では特に気を使ってはいないのだが、

大切な人は自分以外の誰かであるから、自分の意識は常にそこには注がれてはいないのだ。

そこにできるだけ意識的に注意を払い、大切と言う名の元に守護せしめなければならないとなれば、己れの精神的にも肉体的にも半端ない消耗は否めないのだと思う。


例えそれが自分の妻であったとしても、常日頃から大切にしようと心がけていたとしても、いつしか気持ちは弛み、漫然とした日々に埋もれてしまったりしてしまう。


粛々と肝に命じていた戒めも、そのタガの外れた心の隙間からは、

別ベクトルの愛を放射したくなるものだ。


それを人は何と呼ぶのだろうか。

もしかしたら、それは一般的に不貞と呼ばれている不倫の始まりだったりもする。








他人の妻と付き合う事の難しさ。



それは、互いに家庭があったり家族がいたりする、いわゆる不倫関係だったりすると、

時間的な制約があったり、

家計やお小遣いとかの経済的なやりくりが必要になったり、

あるいは、

お互いの生活圏内での知り合いの目だったり、不自由や苦労は常に付きまとうものなんだ。


そんな、ある意味での物理的な障害物があるからこそ、その不自由さが非日常感を作り出して背徳感をくすぐり、更にはそのスリルだったり罪悪感でより一層にのめり込んでしまうのかも知れない。


また、忍び会っている時間は互いの空いている時間のみに限られているために、相手の生活感や日頃の癖や仕草、いわゆる嫌な部分を余り垣間見る事が少ないと言う事ものめり込んでしまう要因なのかも知れない。

つまりは、ボロを出さずに気を使っていられる時間内くらいしか一緒にはいられない制約が項を奏しているからなのだろうか。




それでも、互いに求め合ってしまう気持ちに置ける独占欲的な「相手をもっと知りたい」と思う気持ちは避けて通れない難関だったりする。


それは相手を「信じたい」と言う形の信頼感として基本的な絆として大切な繋がりでもある。



そこに潜んでいる隔たり、難関、地溝帯。


好きな相手に対しては、嘘は吐きたくない。だったり、

騙したくない。だったり、

正直でありたい。だったりするのだけれど。


しかしながら、同時に自分達の夫婦関係を赤裸々に語る事で相手を傷付けたくはない。

と相反してしまう上部の優しさと表裏一体だったりもする。


尋ねられなかったから話しはしなかった。

言わない方が良いと思ったから、

敢えて伝えはしなかった。

と、


事実を話す事で、相手の嫉妬心を目覚めさせてしまったり、今の立場を改めて自覚させてしまったりして、貴重な二人の時間の雰囲気を壊したくはなかった。とか、

それを話す事で互いの気持ちを濁らせてしまいたくなかった。

と、

一見すると、話さない事が「優しさ」であるかのような、この現実には全てをつまびらかにできない二人の関係性が集約されているのだと思うんだ。


特に男の場合には、家庭に問題もなく、妻に対しても不平や不満がある分けでもなく、むしろ夫婦は円満で家族関係も上手く行っているけれども、、、なんて場合



ある意味での据え膳を目の前にしてしまえば、男って生き物は、その手の食欲は抑えられはしないんだ。


況してやそれが、日頃から食べ慣れている、食べ飽きている家庭料理ではなくて、綺麗なお皿に盛付けされたお洒落で美味しそうな料理だったらば、食べないと言う選択肢は一切存在しない。


つまみ食い程度のつもりで妻とは違う女の愛情を食べてしまうんだ。





つい出来心的な出会いから始まってしまった不倫関係が思わず深みにはまるケースはよくある。


妻に対して不満があるわけでもなく、一緒に暮らしていて、余り感じる事はないのだが、ふと気が付けば、俺っていい奥さんと夫婦になれたんだな。なんて、柄にもない感謝をしたり、長年夫婦をやっているけれど、あっ、こいつっていい女なんだな。と改めて感じたりもしているけれど。


逆に、いつも身近に長く居過ぎていると言う家族感?

もちろん妻は家族で配偶者なのだが、

いつからか、時が経てば経つ程に妻は女ではなく身近にいる大切な人になってしまうんだ。

例えば、子供が生まれるとママとかお母さんとか、子供中心の家庭環境に変化して、自分の妻の立場としてよりも子供の母としての役割の大きさが勝ってしまうし、男も夫と言う立場から父親としての立場や自覚を求められるようになってしまう。

もちろん、お互いの男として女として、夫婦としての性欲が枯れた分けではなくて、生活をしている上で父親、母親としての時間がどうしても主体になってしまうので、子供が生まれる以前の夫婦としての男女関係は希薄になってしまうんだ。




付き合っている頃、まだ恋人だった頃のセックスってのは、ある程度の激しさや無理や無茶をしたりするけれど。(ん?それは俺だけのかな?)

結婚して、それなりの月日が経ち、かなりの回数を重ねてしまうと、当然の如くにマンネリ化してしまうんだ。

だからと言って、母親である妻に子育ての苦労や家事などの負担を沢山強いてしまっているのに、夫の性欲にまで無理や無茶な事を強いる分けにも行かないので、結局はいつも通りのパターン化したセックスしかできないために、どんどんと回数が少なくなって行ってしまう。

別にセックスの相手だけとしての夫婦ではなくて、人と人として夫婦な分けなので、その人間関係としては問題なく構築されて行くけれど、

男と女としての関係からは離れて行ってしまうんだ。




そこに、同じようにレスで悩む他人の人妻が、もて余した性欲を露に、お相手を求めていれば、

それはまるで磁石のように引き付け合ってしまうんだ。

磁石のN極とS極が近付いてしまえば、当然、くっついてしまうんだ。


しかも、若くてピチピチした発展途上の肉体ではなく、その年齢に至るまでに何度も何度も体を重ね、使い込まれ、美味しく出来上がった上に放置されたままで、充分な満足を得られずにやり場のないドス黒い鬱憤を腹の中に溜め込んでしまっている妙齢な女性、人妻だから。


こっちとしては、妻にはしてはいけない荒業や危ないテクニックを悶々としてひっさげて、己れの習得せし性技を誰かに浴びせ掛けたいと常々思い巡らせていた矢先。


本来は近付いてはいけなかった磁石同士だったと思う。








決して夜とは言えない、夕方の時刻。

主婦である彼女は家に帰って食事の支度などの家事をするのだろうと気を利かせた俺と

手を繋ぎショッピングモールの駐車場へと向かっている途中だった。



「帰って妻をやらなきゃね。」


「私、このままでは帰れない。」


ん?

彼女はこのショッピングモールで何か買い忘れた物で思い出したかのように突然立ち止まった。


いわゆるアウトレット的な大きなショッピングモールの地下駐車場。

俺の車まで数十メートルの所まで来てしまっていた。

どの店に戻るにしても、少しは歩いて戻らなければならない場所だった。


ん、ちょっと面倒だな。

俺は内心そんな事を思っていた。


人影も疎らで決して明るくはない地下駐車場ての、いきなりのキスだった。



突然に突進して来た彼女の顔、唇。


咄嗟に脳裏を横切ったのは、

「このタイミングではないんじゃね」

「いや、まぁ、いいけど、、、」


ちょっと油っぼい口紅のねっとりしたぬめりの間から、硬くした舌が俺の唇の裏に差し込まれて来る。

それを迎え撃つように俺は唇で挟み込んだ後に、前歯を少し空けて応戦をしようと自分の舌で彼女の舌先を牽制した。


彼女の鼻が鼻に当たっているのが少し気になった。


お互いに口を開け、顔を75度に傾斜させて、後頭部に手のひらを添え軽く押さえ付け彼女の舌をニュルリと吸い込んだ。


いやいや、こんな場所でこの体勢はヤバい。

いい年をしたおじいちゃんとおばさんが濃厚な接吻を交わしているなんて、笑い話にも成りはしない。

ここらで止めなくては。


彼女の肩に手を当てて体を引き剥がした。


辺りをキョロキョロと見回して、目撃者がいないかを確める。


遥か遠くの方にぶらぶらと歩く人影は見えたものの、この距離では俺達が何をしていたのかまでは理解できはしないだろうと思えた。



「急にどうしちゃったの。

なんとなく、いつも落ち着いた雰囲気で感情とかを露らわにはしない女性だと思ってたのに、ちょっと驚いちゃったよ。」


「ごめんなさい。

このまま帰らなければならないって思った瞬間に、何かを残さなければならないって思ってしまって自分を見失ったの。

本当にごめんなさい。

でも、避けられなくて良かったわ。」








入り口のエントランスは広くて明るい雰囲気だったから、部屋のタイプを選ぶパネルの前では気楽にあれやこれやと相談する事が出来ていたんだ。

これで、真正面の写真パネルの所にチェックインカウンターがあって、正装した受付嬢?でもいれば大手一流会社の玄関口と言われても遜色はないくらいには気取っていた。


なのに、いざ柱の脇のドアを開けてエレベーターホール?と言うには余りにも狭く暗い空間に入った途端に淫靡な雰囲気が漂うブラックライトの照明で、いきなりのラブホ感が漂っていた。


確かに、ラブホのエレベーターなどは大人数で乗り込むエレベーターではないので、中が広い必要性はないのだが、これ程までに狭いエレベーターは後にも先にも、それっきりと言うほどの狭さだった。

多分、室内?は1メートル四方位しかなかった。


エレベーターは左右に2機が並んでいたのだが、その4機すべてが狭かったのかは定かではないのだが、二人で乗り込んでしまうと体が自然と触れ合う距離にまでは接近せざるを得ない空間だった。















使いたいと思った時に

私を使っていいんだよ。


人目にさえ着かなければ

どこでも構わないから

いつでも私を使ってね。

なんでも受け止められるよ。


気軽に、そう、

オシッコする感覚で

私を使って欲しいのね。


好きな所を使っていいからね。


私の中にだったら

どこにでも出して構わないから。






なんと言う投げやりな誘い文句なんだろう。


俺は肉便器や性奴隷が欲しかった分けではなかったんだ。


そんな自暴自棄な台詞を吐き出すほどに彼女は荒んでしまっていた。







後記です。

まさか、この無意味な長ったらしい駄文を最後まで読んで下さる方などはいらっしらないとは思いますが、

もし、読んでしまったという方がいらっいましたら、

「誠に、ごめんなさい。」

全く意味はございません。

ただ暇に任せて文字を羅列しただけの意味のない物でございます。


ご迷惑をお掛けしました。

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