幼馴染みのブログ記事
未刊の小夜 2
俺は、無茶な恋愛をして来たんだと思ってる。 まだまだ子供だった中学の頃には、 彼女を可愛いとか好きとかの基準ではなく、ただただ性欲の吐け口としか扱っていなかった。 求めれば、場所や時間の状況が許される限り必ず、どんな要求にも応じてくれたし、応じさせてしまっていた。 あれは、俺の彼女だなんて、恋愛を... 続きをみる
未刊の小夜 1
多分、俺の中に脈々と眠るサディストとしての片鱗をマゾヒストの彼女は見抜いていたのかも知れない。 確かに俺はまだ低学年の頃から、幼馴染みだった彼女に対して遠慮や手加減をする事がなかったんだ。 とは言っても、喧嘩をして興奮の余りに殴る蹴る等の暴行を加えていた分けではなく、あくまでも女としての彼女の体に... 続きをみる
小夜 3
まだ陽射しに衰えが見えない午後の森の中、明るい木漏れ日がキラキラと舞って、夕方でもないのにひぐらしが切なげな輪唱を降り注ぎ、その声を引き裂くかの様にやけくそになってみんみん蝉が鳴いていた。 資材置き場の倉庫内は、森の湿度がみっちりと漂い、半端ない暑さが立ち込めていた。 真夏の暑さの中をだらだらと歩... 続きをみる
小夜-1
中学一年の時に、生まれて始めて彼女と呼べる存在ができた。 切っ掛けは、極単純な理由だった。 俺の住んでいる場所は、野山に囲まれてはいないけど、そこそこの田舎町で小学校は、各学年一クラスしかない小さな小学校だった。 つまり、小学校に入学してから卒業までの六年間にクラス替えなどと言う顔ぶれの変化がなく... 続きをみる
家族葬
この頃、 人が亡くなると家族葬と 言うのが流行っている。 と言うか、このご時世なので、 人が集まる事は避けられては いるようですが、 世界がそうなる以前からの話しです。 昔は、家族や身内が亡くなると、 その家族は訃報を誰に、 どんな関係の人までに 知らせるのかを相談したり、 アドレス帳や手紙、年賀... 続きをみる
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