敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

彼女のブログ記事

彼女(ムラゴンブログ全体)
  • 猫舌

    唇を重ねている間に、 あっと言う間に 冷めてしまったコーヒーに 罪はないけど、 余りにも 猫舌が過ぎる貴方の作戦に 私はまんまとはめられた様ね。 私の気持ちは 熱いままだけど、 その熱さには 気付いてはくれないのかしら。 カップも温めずに サイフォンで淹れた コーヒーだから、 そんなに熱くなかった... 続きをみる

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  • 許し難し

    そのヘアスタイルって、 ふわふわ感が軽くて、 自然な明るさのカラーが 似合ってる。 可愛いよね。 ネイルもちょうどいい ピンク色のあしらいが、 春っぽくていい感じ。 カラコンと唇の色の マッチングが凄く 笑顔に合ってて、 シャドーも可愛い色合いだね。 笑ってる時の横顔、 めっちゃキュートに見えるよ... 続きをみる

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  • 寝顔

    朝日が薄いピンク色のカーテンを すり抜けて、 寝室の一番奥にベッドにまで 届く頃。 寝顔が幼く穏やかで、 頬には乾いた涙の跡が 白く弧を描き 産毛に白く浮かんでる。 夕べの夜更けに仕上げてた筈の ネイルが もうこんなにも剥がれ掛けてる。 いったい彼女に どんな将来が待ってるのか。 どんな出逢いが何... 続きをみる

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  • ひろみ手記

    出逢って間もない頃に、彼女を元気付けるために何度も何度も励まし続けていた俺に対して、彼女がその応えとして書いた手記。 本人の了承済みです。 ご注意と致しましては、暗くなりますので御覚悟の程を宜しくお願いします。 限界になっているのに 助けてと伝えられる人が 私の傍には誰もいなくて、 それを話せる人... 続きをみる

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  • ハズい

    一際大きな木漏れ日が スポットライトの様に彼女を照らす。 眩し過ぎる笑顔の可愛いらしさ。 人通りの多い井の頭公園で 恥ずかしげもなく 跳ねながら手を振る無邪気さは まるで園児の様だ。

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  • 痛くないんだよ

    どうしてなんだ? 不思議だった。 悔しかった。 こんなにも愛していて 凄く大切で こんなにも愛されているのに 俺のお腹は痛くならなかった。 なんなんだろう? 悲しいや寂しい 怒ってるや楽しい時には 手に取る様に共有出来るのに。 一緒に眠り、一緒に起きて 食事を共にして 日々の気持ちや感情を 共有し... 続きをみる

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  • こんな男の何処が?

    自信など微塵もない。 見た目は十段階評価をすれば、 恐らく三か二程度の醜男。 一と言わない所は、 ギリプライドって事で許して欲しい。 性格も自分て言うのも なんなんですが、優しさは三か四。 口は悪い方だと思うし、 時々、 心ない言葉で人を 傷付けたかなって自覚する事も しばしば。 話し上手でもなく... 続きをみる

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  • 奇跡の声

    そこだけにスポットライトが 当たっていた。 土曜日の昼下り、 人混みで混雑してた横浜駅の 地下街で空耳だと思った。 と言うよりも、 全くの空耳だった。 此だけの喧騒の中で、 俺の名前を呼ぶ声が 聞こえて来たのだ。 しかも、 数秒前に降りて来た 背後の階段の方から。 距離的にはかなり離れた、 階段の... 続きをみる

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  • 抱き締め力

    ある女性のツィートを読んでて、 ふと、彼女を抱き締める力加減について考えてしまった事がある。 ハグの仕方って言うか、 彼女の抱き締め方って、誰に教えて 貰った分けではないので自分なりに 勝手に解釈をしてた。 それが正解なのかは別にして、 彼女を抱き締める定番の形ってのは 定まっていて、 その立ち位... 続きをみる

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  • 花筏

    前もって言って置きますが、 文体がめちゃくちゃで ストーリーも、 傷だらけのレコードの様に ぶっつんぶっつんと飛びます。 安定しない男心の不安定感を 垣間見たくはない方は、 イラっとしますので ご遠慮下さい。 序章 女からの相談事に対しては、 解決方法や回避方法を 説明してはいけない。 女が困って... 続きをみる

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  • だってバカなんだもん 2

    ほんの少しの勉強で、俺はアッと言う間に学年の上位の成績になり、いつの間にか2位3位になっていた。 とは言うものの、なんせバカばっかりのグズ高校。 普通の高校と比べれば、下の下ランクでしかない。 偏差値が幾つなのかも分からない始末。 大体偏差値なんて言うモノは学力を表す数値なんだから、我が高校には不... 続きをみる

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  • だってバカなんだもん 1

    そうか、そうなんだと 今更ながらに気が付いた。 このブログには、 皆様はエッセイを書いている。 こんな事に今更になって 気が付くなんて、 なんて間抜けなんだろうかと 我ながらにして自分の愚かさに 驚いてたりする。 文章を書く事に苦労をしたのは、 大学を卒業する為の論文を 書かなければ成らなくなった... 続きをみる

  • 早苗

    いつもと違う筆圧の高い丸文字が、 丁寧に並んでいた。 夕暮れの茜色が射し込む窓際の 机上には、何枚かの便箋だけが 重なり、 ムッとした熱気で部屋全体が 揺らいでいるように見えた。 視線を便箋に落とすと、 見慣れたはずの丸文字は、 硬い表情を隠しきれずに 俺に語り掛けている。 窓を開け放つ手が便箋に... 続きをみる

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  • そこにいた彼女。

    仏壇に上げたお線香の灰が、 くるんと丸まりながら、 燃え繋いでいる。 それは仏様が喜んでいる 証しだと、 何処かで聞いた覚えがある。 遙々と、この遠い港街の外れまで 長い時間を掛けて始めて訪れて来た。 彼女の生まれ育った穏やかな景色。 あれから三年。 忘れる事など出来ず、 亡くなった事実からさえも... 続きをみる

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