好きな人達が集まると、

嫌いな集団になる。

集団の人格が形成されるんだ。

その過程は様々で、

意見や行動の結び付きが

その場その瞬間でコロコロと

入れ替わり、

対二人と一人だったり

三人になったりと

目まぐるしく変化して

個々が各々、

優位性を保とうとする。

誰と話を合わせれば、

現状の優位性を保てるのか

あの人が画策してる。

なんか、

ちょっと読めちゃうのが

嫌だな。

一人一人が

私の知っている

「好きな人」なはずなのに

そうでは無くなる瞬間が訪れる。

その場に居ながら

好きな人の中で

ぽつんと一人になってしまう。

一人にされてしまう自分は

やはり、

その人達の誰一人とも

仲が良くなかったんだなと

再確認してしまって、

結局は孤独なんだと

悟るしかなくなるんだ。

誰一人として

知らない人はいないし、

誰一人として

嫌いな人はいないはずなのに、

誰にも受け入れて貰えていない

孤独感。

話しの輪から

外れてしまっている。

あの人とこの人の話しに

私は入れない。

同調できないし、

一緒に笑えない。

誰も一人になんて

なってはいない。

私だけが、

この場でたった独り。

嫌だな、

集団人格。

怖いな。

集団人格。