敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

ヤバい女



あなたの口から、

私の知らない女の名前が出ただけで、

気になって仕方なくなるのね。


その名前が何度か繰り返し

出てきたりしたら、

凄く落ち込んでしまうんだよ。


今、話している話の内容なんて

どうでもよくなって、

その女の正体を

知りたくなってしまうのね。


あなたとの関係を、

詳しく根掘り葉掘り尋ねたくて

仕方なくなってしまう。


その女をあなたがどう思っているのか、

どんなビジュアルなのか、

あなたに対してどんな感情を

抱いて接しているんだろうか。

あなたはどんな気持ちで

接しているのかが気になるの。


気になって気になって、

あなたが今話してくれている

話しが理解できなくなっちゃうんだよ。


あなたは、

ただ単純にその場にいた

その人がその会話の流れの中で

そう言ったんだよ。と、

側にいた登場人物として

その人の名前を口にしただけなのに、

そんなのは分かってるんだけど、、、


あなたの口から、

女の名前が出るだけで

私の心は掻き乱されてしまうのね。


あなただけの女でいたい。


あなただけの、

唯一の女になりたい。


できる事なら、

あなたの身の回りにいる女を

全て消し去りたい。


私だけのあなたでいて欲しくて。

私だけに女を感じて欲しい。


私だけを女として見て欲しい。


もし、そうなれるのなら、

私はなんだってできる気がする。


あなたの望む私の全てを

捧げられる自信があるの。




その時に、

あなたの近くにいた、

ただの女にさえ私は嫉妬している。


私の知らないあなたを、

その女は知っている。


それが、私には堪えられないの。



それが変なのは分かってる。

嫉妬と言ってしまえば

簡単に聞こえるけど、

そうじゃないのは、

私自身が自覚しちゃってる。

イヤな女になってるって

分かるんだ。



独占したい。

私だけのあなたでいて欲しい。


それがもし叶うなら、

私はなんでもできる気がするの。


誰もあなたに近付いて欲しくない。

そんな事まで考えたりするの。


時々、

無性にあなたに

気が変になるまで激しく

めちゃくちゃに

満たして貰いたくなるの。


どうしようもなくなるくらいに

我慢が出来なくなるの。

そんな時は、、、




そんなので、

気持ちが晴らせる分けないのは

自分でもよく分かっていても

どうしても

我慢ができなくて


分かって欲しいの。


あなたに乱されている心が

あなた以外のモノで

整うはずはないのね。


苦しくて、醜くて、汚くて。

どんなに乱れても、

一人では、

解消されはしない苦しみ。


そんな私を、

あなた手で戒めて欲しくて

息が苦しくなるの


こんな私を

罰してくれるあなたを

想像してしまう。


私だけを見詰める眼差しに

心が縛られて

身動きの取れなくなった私を

厳しく激しく戒めてくれるあなたを

想像しちゃう。


この心の痛みは

あなたが与えてくれる

私だけにしか向けられていない

瞬間の痛みでしか

満たされはしないの。




その女の名前一つで私は、

こんなにも、

自分を見失ってしまうのね。


分かってる。

こんな事をあなたに話しても

理解なんてしてはくれないよね。

でもね、

これが本当の私なのね。


嘘偽りのない飾らない私は、

理性を失った本当の私は、

あなたの前では、

化け物になってしまいそう。


だから、

せめて私の前では

他の女の名前なんて

口にないで。







そんな事








絶対に言えない







だって、











まだ、











あなたの口から











私の名前は

聞いた事がないんだもの。










私はまだ











あなたの友達にすら

なれていないのだから。







「銀月を割る鮮血の叫び」


    by 空飛ぶ蝸牛

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