過去ログのブログ記事
過去ログ(ムラゴンブログ全体)-
-
ねぇ、・・・・・ 今日は、・・・・・ 手を繋いで歩くって・・・・・ 恐る恐る差し出した左手が彼女の目の前で、戸惑いながら握手をする相手を探していた。 長い長い3秒の間に、彼女の表情が見る見る内に変化して行くドラマが、目の前で繰り広げられていた。 しまった、左手を差し出してしまった。 いや、このシチ... 続きをみる
-
-
好きな人達が集まると、 嫌いな集団になる。 集団の人格が形成されるんだ。 その過程は様々で、 意見や行動の結び付きが その場その瞬間でコロコロと 入れ替わり、 対二人と一人だったり 三人になったりと 目まぐるしく変化して 個々が各々、 優位性を保とうとする。 誰と話を合わせれば、 現状の優位性を保... 続きをみる
-
男と女の感性の違いって言うのがあって、 普段普通に交わしてる会話の中でも、 お互いに投げ掛けてる言葉の意味や 求めて居る事が違ってたりするよね。 例えば、 ただ寒いって何気なく投げ掛けた言葉でも、男が言った場合は、 本当に風や気温を感じただけの感想なのに、彼女って立場の女が言った場合には、 その寒... 続きをみる
-
「他人を愛するのは、 自分を愛せる様になってから。」 自ら、自身を傷付ける人がいる。 それは、物理的な自傷だけではなく、 例えば、暴飲暴食だったり、 不摂生だったりもそう言えよう。 命を健やかに保つ努力。 なんて大上段に構えた 立派な心構えではなくて、 他人を思う気持ちの元に、 自身の健やかさを保... 続きをみる
-
-
-
何もなくていい、 何もない方がいい。 何も起こらない方が 幸せなのかも知れない。 オルゴールの 独特な彼女の着信音に、 心が軋む。 不在着信履歴に 笑顔のアイコンが 妙に気持ちと合わなくて、 指先が躊躇ってしまう。 間髪を入れずに 繋がる電話。 きっと、 スマホを握り 画面を見詰めたままで 待って... 続きをみる
-
玄関のドアを開けると、ハロウィンの飾り付けがしてあった。 壁のタペストリーは紫色の夜空にオレンジ色のカボチャの親子らしき飛行物体。 それを睨んでいる赤紫の三日月。 靴箱の上には、カボチャのランタンが灯り、玄関から真っ直ぐにリビングに繋がる廊下には、そこここに小さなオレンジのランタンがゆらゆらと頼り... 続きをみる
-
-
悲しければ、 涙は流れます。 だけど、 時が流れ、 悲しみが去った後、 悲しみの感情を 失なった後でも涙だけは 流れ続けます。 不意に、 ふとした感情の機微、 気持ちの揺らぎ、 景色や薫りの刺激にでさえも 心が軋み、 泣いてしまったりします。 心の奥底深く埋葬した筈の 想い出は無感情、無表情でも、... 続きをみる
-
「愛してる」 と言う、陳腐な言葉がある。 勿論、 愛なんか目に見える様な実態などない。 だけど、自分の気持ち、心には、 確実に実在感のある感情。 一方、愛しています。 の、言葉を手向けられても、 自分の心には、 その度合いや実感は、なかなか 瞬時には、伝わっては来辛いものだ。 例えば、 熱し易く、... 続きをみる