残された僅かな時間に 私はどれだけの 傷跡を残せるかな 足元に絡み着く 薄くて淡い色した 桜の花びらが ミュールの隙間に 入り込んで 貴方に向いた足が 進まない ここまでならば 睫毛が触れる程 近づきたいのに いったい何枚の 花びらが 二人の間に舞っているの 伸ばした腕のその先に 小癪な笑顔が悔し... 続きをみる
敗北者のブログの新着ブログ記事
-
-
-
-
-
-
-
-
庭の梅が咲き散らかり ボケの蕾が膨らんで 春を待ちわびてる。 昼ちょっと前、 植える時期が遅かった チューリップに、 追い肥を上げて やがて 咲き乱れるであろう 景色を思い描く。 とうとう枯れたな 俺の下半身は。。。
-
-
-
-
真っ青な空に ほとんど溶け込んでる半月 もう陽も高く 朝とも言えない一時に そんな処で なにを頑張ってるのやら 熱いカフェオレ片手に 見上げた空には 根性だけでは 生き残れない 儚さが浮かんでた
-
-
-
-
-
-
-
-
-
満月を拝むやうに手をあはせ 白き息を吹き掛ける こよひの月はきれひですね 僕のとひに 手を伸ばせば届くかも 君のかすれた聲に 僕は童のやうに笑つてゐた
-
-
単なる文字なのに 直接話し掛けられている様な 響きがある。 言葉が声になって 心の中を温める。 伝えられる気持ちは 一服のコーヒーを前に 余りにも 染々とさせる。
-
瞼を閉じてその声に耳を傾ける。 速まる鼓動に掻き消されたさよならは 携帯の奥底にゆっくりと沈み 静寂が訪れる。 やっと絞り出したかすれた声で ただ一言 うん と応えるしかなかった。 瞳の奥の走馬灯は全て笑顔なのに 震える指先は何も躊躇わずに 画面をスライドさせた。
-
一際大きな木漏れ日が スポットライトの様に彼女を照らす。 眩し過ぎる笑顔の可愛いらしさ。 人通りの多い井の頭公園で 恥ずかしげもなく 跳ねながら手を振る無邪気さは まるで園児の様だ。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
色々な約束を守れる小指を 持たなければ 信頼は得られない 色々な望みを読み解ける 話術を操れなくては 叶えられない 色々な場数を 踏んでなければ 先回りはできない 色々な挫折に 屈していなければ 痛みを理解できない なに一つ出来なくても 寄り添う気持ちがあれば 支えにはなれるはず 何故か分からない... 続きをみる
-
幾つもの 愛してると言う声が聞こえた いつ言われたのだろう 何処で言われたのだろう 誰から言われたのだろう どうして言われたのだろう 何故そんな事が言えるのだろう こんな薄汚い俺の耳に そんな言葉は余りにも 惨過ぎる 有りのままの姿を晒して 素の自分で居られる 何も隠さずまんまの 気軽さで自然体で... 続きをみる
-
-
-
-
-
-
-
俺は彼女と別れた。 その日を境に、一切の連絡を取らなくなってしまった。 その日の午後は、やけに夕陽が眩しくて田舎の寂れた駅舎の向こうには、果てしない畑が広がり、遥か遠くの山々の谷間に、まだ茜にも染まり始めていない太陽が、俺を嘲り笑うかの様にゆらゆらとくゆっていた。 「今まで、ありがとね。」 ありが... 続きをみる
-
ほんの少しの勉強で、俺はアッと言う間に学年の上位の成績になり、いつの間にか2位3位になっていた。 とは言うものの、なんせバカばっかりのグズ高校。 普通の高校と比べれば、下の下ランクでしかない。 偏差値が幾つなのかも分からない始末。 大体偏差値なんて言うモノは学力を表す数値なんだから、我が高校には不... 続きをみる
-
-
そうか、そうなんだと 今更ながらに気が付いた。 このブログには、 皆様はエッセイを書いている。 こんな事に今更になって 気が付くなんて、 なんて間抜けなんだろうかと 我ながらにして自分の愚かさに 驚いてたりする。 文章を書く事に苦労をしたのは、 大学を卒業する為の論文を 書かなければ成らなくなった... 続きをみる
-
-
あの子は泣かないかも知れない。 心が凍り付いて、 泣けなくなるかも知れない。 逆に、俺が泣くかも知れない。 心が無くなって、何も感じずに、 無表情のまま ただ涙だけを垂れ流すのかも 知れない。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
苦労を知らない 透き通った白い肌をした手。 派手ではないけど 何処か華やかな彩りを あしらったネイル。 手首には細くて鋭い輝きを 放つプラチナのブレスレット。 右手の指には キラキラの宝石。 それなのに、何故か 薬指には 安っぽくて野暮ったい 鈍色の指輪。 それが俺なんだ。
-
-
-
-
手のひらの片道切符には、 行く先は書いてません。 何処に行くのか、 分かりません。 誰と出逢うのかも、 分かりません。 ただこの切符を 手渡してくれた、 あなたの気持ちは、 生きている限り 感謝し続けます。
-
-
何処にだって行ける。 誰とだって話せる。 何時だって笑える。 だって私は生きているから 素敵なあなたと出逢えたから あなたが私をこんなに変えたから 素直になれる。 優しくなれる。 もうなにも怖くない。 ありがとう あなた。
-
-
-