敗北者のブログ

長年生きて来たぢぢぃの独り言

彼女のブログ記事

彼女(ムラゴンブログ全体)
  • 指切り

    跡形もなく 燃え尽きてしまったんだと、 誰かが私を諭してる。 そんな筈はないと、 心の何処かで 救いを求める様に願ってた。 指切りの小指が絡まった時に 息が止まる様な口づけを 見舞われた私には あの約束がまだ生きていると 今でも信じて止まない。 あの時に目を開いて 瞳を見つめていたら、 その真実が... 続きをみる

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  • あら?フォー!

    こんな下らない生き方をしていると、色々な物事の判断に迷う事が頻繁に出て来てしまうので、なんとなく常に何かに追われてさ迷っている気がするんだ。 スッキリと晴れ晴れした気持ちには、なかなかなれないでいるのが現状だな。 とは言え、常に思考力が正常に回転している分けではないので、ぼんやりとボヤボヤしている... 続きをみる

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  • 負けてるよ。

    あなたが好き。 私のこの気持ちは誰にも負けないよ。 その気持ちを比較する相手を誰も知らないからこそ、彼女はその言葉を真っ直ぐに俺に投げつけられたんだと思った。 一時の一途な感情から言えた言葉なのだろうとその時の俺は深く考えずに受け止めていたんだ。 その気持ちを言い表すのに愛していると言う言葉を選ら... 続きをみる

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  • スイッチ

    虐めてるのに、なぜ? 苦痛に歪んだ眉間や目元から、 ある時を堺にふと力が抜けて、 普段には絶対に見せない 穏やかに酔いしれた眼差しになる。 その時の眼差しと、 その醸し出す雰囲気、色香が、 俺の心にザックリと 刺さってしまって、 愛おしくて堪らなくなるんだ。 だから、 更にもっともっと強く激しく、... 続きをみる

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  • 丑三つ時

    午前2時過ぎ、 静かな部屋の中で、 枕の呟きを聞きながら 私はいつになったら 眠れるのだろう なんて考えてる。 いつもなら、 私が布団を独り占めしてないか 気を使いながら、 眠っている時間帯なんだろうな。 本当に気を使ってるんだからね。 だけど睡魔には勝てなくて 気持ち良く ついつい先に眠ってしま... 続きをみる

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  • 立枯紫陽花

    いくらどんなに考えてもこたえなんてものは何処にもありはしなかったし、誰も教えてくれなかった。 それでも、そのこたえを知りたくて、理解をしたくて、納得したくて、更には自分の物にしたくてもがきながら探し回っていたんだ。 今年もまた紫陽花の花が咲き出してしまった。 兎に角、終わらせるべきものは終わらせる... 続きをみる

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  • 砂を噛む

    今頃は何をしているんだろう。 その暮しぶりを知り尽くしていると、 この日のこの時間には、 何をしているのかが、 手に取る様に想像できてしまう。 けど、 それは僕と暮らしていた頃の 僕の為の君のだったんだよね。 脱け殻になったあのリビングで、 向かい合う相手のいなくなった テーブルには、 砂糖もミル... 続きをみる

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  • 俺は、ただ、、、

    最初の頃は彼女も、俺に家族がいると言う事に後ろめたさを感じていたのだろう。 会社帰りに、週に1~2回程度、3~4時間の時間を割いて、当時の彼女のアパートにまで足を運び食事に誘い出していた。 そうでもしなければ当時の彼女の生活の中には、部屋から外出する事と言ったら自分の食事の材料を買い出しに出るだけ... 続きをみる

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  • 屍に立つ

    静かな哀しみに縛られて、 身動きが出来ずに 吐き気を堪えている。 忘れるのではなく、 思い出の全てを受け入れて、 繰り返しトレースして、 哀しみ尽くす。 泣いて、泣いて、泣いて。 心が、涙が、時が、 枯れ果てるまで うずくまり吐き散らかして また泣いて。 それでも、尚も 解けぬ哀しみの呪縛からは ... 続きをみる

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  • そこにいた彼女

    仏壇に上げたお線香の灰が、 くるんと丸まりながら、 燃え繋いでいる。 それは仏様が喜んでいる 記しだと、 何処かで聞いた覚えがある。 遙々と遠い港街の外れまで 長い時間を掛けて 始めて訪れてみた。 あれから三年。 忘れる事も出来ず、 亡くなった事実からさえも 俺は目を背けていた。 何度も聞いていた... 続きをみる

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  • リング

    堅く握り締めた拳の中には、 飾り気のない 細いシルバーのリング。 ある日、なんの前触れもなく、 突然にポストに投げ込まれた 訃報を知らせる手紙の中に、 無造作に、 同封され送られて来た。 昨年○月○日に逝去されました。 失礼とは存じますが、 故人の意思に従い 同封させて頂きます。 指輪が凍り付くよ... 続きをみる

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  • あゆみん 3

    俺は、一度好きになった女は、 滅多に嫌いにはならない。 一度、愛したら、 その心や気持ち、内面を 好きになっちゃうから 外見が気にならなくなるのかな。 だって、愛してる人が、 もしも、万が一、 交通事故や病気で 変わり果てた姿に なったとしても、 愛してる事に変わりはないから。 それは、何十年の時... 続きをみる

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  • あゆみん 2

    「ねぇ、良かったらで良いんだけどね、 本当に、嫌だったら断っていいんだから ね、こんなになっちゃった女になんか、 なんの価値もないのは解ってるから」 卑下にしか聞こえなかった言い訳に、 妙に腹が立った。 昔とは言え、自分の彼女だった女が、 誰にでも自慢出来た彼女だった女が 今では、価値のない女なん... 続きをみる

  • あゆみん 1

    もう数年前の話しです。 会社の用事で、会社近くの銀行に 行った時の事。 窓口で手続きをして貰って居る間の 待ち時間に、3~4人掛けの椅子に 座っていると、 一人分を空けない程度の間隔に 一人の、いかにも場末の飲み屋に 居そうなおばさんが腰掛けたのだった。 俺は、特に気に掛ける事もなく、 床に視線を... 続きをみる

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  • その名は。

    先ほどテレビを視ていたら、とある大物お笑い芸人が、工業高校の機械科卒業だと自分の事を卑下するような発言をしていたんだ。 そっか、工業高校の機械科ってのは一般常識的には恥ずべき経歴なんだよなって、改めて心に留め置く事が出来た言葉だった。 時代背景としては、その芸人さんよりは遥かに昔の、暴走族が全盛期... 続きをみる

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  • 紫陽花の花

    いくらどんなに考えてもこたえなんてものは誰も教えてくれなかったし、何処にもありはしなかった。 それでも、そのこたえを知りたくて、理解をしたくて、納得したくて、もがきながら探し回っていたんだ。 今年もまた紫陽花の花が咲き出してしまった。 兎に角、終わらせるべきものは終わらせる事が出来たんだと思う。 ... 続きをみる

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  • うじうじ

    誤った解釈を解いて上げなければ、されたままになってしまう、その文字が示すの通りの誤解。 別に、嫌いになった分けじゃないんだ。 いいや、寧ろ、そのままでいればもっと果てしなく好きになってしまって、辛くて身動きが取れなくなるまでに惚れてしまいそうな予感すらするくらいに好きだったんだ。 だけど、それが決... 続きをみる

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  • うだうだ独り言 5

    最初の頃は彼女も、俺に家族がいると言う事に後ろめたさを感じていたのだろう。 会社帰りに、週に1~2回程度、3~4時間の時間を割いて、当時の彼女のアパートにまで足を運び食事に誘い出していた。 そうでもしなければ当時の彼女の生活の中には、部屋から外出する事と言ったら自分の食事の材料を買い出しに出るだけ... 続きをみる

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  • うだうだ独り言 4

    星空を眺めているのが好きな娘だった。 特に今夜のような特別な天体ショーの場合には、一際テンションを高くして準備を整えてたりしていた。 自宅マンションのある街はきらびやかでバカ高い高層ビルが立ち並んで、昼夜を問わずに灯りが絶えない様な都会なので、テラスに出たとしても夜空にはぼんやりと悲しそうな月が見... 続きをみる

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  • うだうだ独り言 3

    本気なのかと尋ねられれば、 決して本気ではなかった。 それじゃ、浮わついた気持ちで付き合っていたのかと聞かれたら、 全部が全部、浮わついてたとも思えない。 まぁ、確かにデートなんてもんは遊びなんだから、楽しく過ごすに越した事はないわけで。 セックスにしたって、そこに求める快楽ってのは、それがある種... 続きをみる

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  • うだうだ独り言 2

    不倫に良くありがちなのが、どちらかの夫婦仲が冷え切ってしまってて、その穴埋め的なパズルのピースに当てはまってしまう場合がありますけど、 我が家は前回に書きました通りに仲良しですので、お相手の状況が気になってしまうんですよね。 そこで、不倫相手を選別するに当たっての選考基準てのを考えちゃった分けです... 続きをみる

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  • 5メートルの5分間

    悲しいげな表情ながらも笑って立っていた。 その瞳には例え様のない愁いを讃えて、今にも溢れそうな涙が光っていた。 一生懸命に作っている笑顔は、それを保っているのが精一杯で、何かを語ろうとする唇は動かせなかったのだろう。 少しでも何かを話そうとすると口角が歪み戸惑う様に震え出してしまってた。 思えば俺... 続きをみる

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  • 何のために

    青葉の季節。 また随分と優しげな緑色を鮮やかに輝かせて、新芽が芽吹いたものだろうか。 この五月の気紛れな陽射しに照らされて、柔らかな新緑を薫らせている。 桜も椿も紫陽花も。 一際に新緑を称えて、新しい息吹きを感じさせてくれている。 きっと、何かを始めるにはとても良い季節なんだろうな。 はたまた、大... 続きをみる

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  • 風に揺れる

    君の肩が小さく震えている。 その肩を包み込んだ 重たげな黒髪が、 緩やかな曲線を揺らしながら 小刻みに煌めいて、 より一層、 儚げに見える横顔。 隠さずに、 拭いもしない雫の流れが 俺の罪の重さなのだろう。 それとも、 自分に向けた悔しさ 言葉にしない言い訳を 捨てているのかな こんな時には、 い... 続きをみる

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  • そろそろかな

    出逢う人は選ぶ事は出来ないけど、出逢った人とどう係わるのかは自分の行動責任の範疇なんだよね。 つまり、私が貴方と出逢った事は、偶然や運命とか必然とかなんだか分からないんだけど、 それから先を繋ぎ止めていたのは私なんだし、貴方から何かを得ようと継続を願ったのも私の判断だったよね。 だから、目を背けな... 続きをみる

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  • エリカ 5

    ふと原点に立ち返ってしまった。 優香は確かに可愛い。 学園祭のミスコンでダントツの一位を獲得するだけの魅力を優香が持っている事は充分に理解しているし、俺自身が身を持ってそれを実感している。 しかし、その優香の持つ高品位ブランドは俺が優香に告白をされ、付き合い出してから優香の周りの友達から初めて知ら... 続きをみる

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  • エリカ 4

    真っ白な見馴れない雪景色の町並みを駅に向かって走っていた。 なんか、まだズキズキしてて変な感じだよ。 でも、、、 外を眺めながら涙を流しているのが、なんとなく彼女の雰囲気から分かってしまった。 後悔はしてないよね? してるよ。 間髪入れずに返答が返って来る。 なんだよ、それ。 こんなの嫌に決まって... 続きをみる

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  • エリカ 3

    なんて綺麗な形をしたオッパイをしているんだろう。 キャミソールを躊躇いもなく、潔く脱ぎ去り淡いピンク色をした花柄の可愛いブラは決して大きな内容物などは抱えてはいなかった筈なのに。 意外に大きいんだね。 余計な感想を口にしてしまった。 その言葉を聞いて、少し恥じらう様に片手で隠して、はにかむ様な笑顔... 続きをみる

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  • エリカ 2

    雪はより一層大粒になり、ヘッドライトに貼り付き始めたのか前方を照す範囲が狭くなって来ている様に思えて来た。 を行き来しているワイパーも掻きよけた雪を固まりにして溜め込んでしまって、端っこの視界を妨げてしまっていた。 気象状況は可なりの悪化を辿っているのは確かだった。 やっと市街地を抜けて、町外れの... 続きをみる

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  • エリカ 1

    今でこそ、携帯と言う魔法のツールが存在している時代なのだが、 太古の昔は、家の中か街中の公衆電話くらいしか連絡手段がなかった時代が存在していたのである。 待ち合わせの時間と場所を家の電話で話し合って出掛け、落ち合わせてデートをする。 一歩、外に出てしまえば、例えば電車の遅れや交通渋滞で待ち合わせの... 続きをみる

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  • コロナ事変 5

    「待っている。」は、 時間を引き算しながら、時の経過と共にやがては訪れて来る、その時間に近付いて行く気持ちの待ち遠しさがあるけど、 別れてしまえば、時間は足し算になってしまう。 別れた瞬間から、どんどんと自分に時間が積み重ねられ足されて行く。 戻らない、戻れない時間が足し算されて行ってしまう。 背... 続きをみる

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  • コロナ事変 4

    そんな生活環境の変化をひろみに話をしているのだが、俺の行動パターンが変化をしたと言う事は理解してくれているらしい。 しかし、これまでのひろみの人生に於いて、労働により賃金を貰うと言う、いわゆるバイトや会社員などの賃金労働経験が全くないお嬢様には、この人生の不公平感はいくら説明をしても細かい気持ちの... 続きをみる

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  • コロナ事変 2

    だがしかし、この恩情溢れる人事異動は、俺に取って大問題がはらんでいた。 俺には本社近くの、その通勤途中に、俺の通勤途中だからと言う理由で、わざわざカノ地に引っ越しをしてくれた彼女が居るのです。 仕事の帰りにちょいと寄れる。 地方出張にもサッサッと同伴旅行が出来る。 本社の目と鼻の先の駅近くにわざわ... 続きをみる

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  • プロポーズ

    くしゃくしゃに歪んだ唇。 はみ出した口紅が 口の周りを汚してるし、 むやみに指で擦ったから、 長い睫毛が 目蓋に貼り付いちゃってるし、 鼻水まで垂らして、 髪の毛がくっついてるじゃん。 なんだよ、 お前って、こうやって間近で見ると すっげぇ~ブスだよな。 ごめん、 無茶苦茶に可愛いって言ってたのは... 続きをみる

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  • 寸劇

    閉まったドアに パーの手の平を貼り付けて、 「さようなら、ありがとう。」 唇がそう動いている。 応える言葉が見付からず、 上手に笑顔が作れない。 いいや、 こんな時に笑えないのを 知っているはずだから。 唇が震えて歪んでうつ向いて、 それでいて、 確りと瞳は俺を見据えている。 グーになった拳には、... 続きをみる

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  • 緊急事態の中で

    この季節、 夕方の5時位の時間帯はまだ外は 明るく太陽も夕日とは言い難い高さで、 間近のビルの隙間に挟まっている。 真っ白なレースのカーテンが 大きな一枚ガラスのテラス窓で輝いて、 リビングの中に陽射しを反射させて 夕方の雰囲気などは全く感じさせない。 それでも、 壁に掛かっている きらびやかな仕... 続きをみる

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  • ショートショート 3

    掴まれた人差し指が 汗ばんだ掌の中で 貴女の嘘を感じてる 綺麗な唇が歪んで 震え出すのを 俺は こんな間近で見た事が なかった

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  • ショートショート 2

    なんの為にそれがしたかったのか 絶対に怒っている筈なのに 喧嘩覚悟で切り出した 不条理な要求の後 もしかして 噛み切られるかも知れない口に びくびくと預けた恐怖の逃げ腰 とても発射など出来なかった

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  • 信じらんない

    何をして貰ってるのかは 分からなかったけど、 こんなに凄かったのは 始めてだったよ。 記憶と理性が飛ぶまでが 最高だった。 信じらんない。 いつ意識を失ったのかは 覚えてないけど、 どんなに凄かったかは 今でも躰が覚えてる。 震えが止まらないもん。 ほんとに、信じらんないよ。 この疲労感が堪らなく... 続きをみる

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  • 桜の花びら

    絶え間なく降り注ぐ桜の花びらの中で、 白く明るい花曇りの空と、光る海を見下ろしながら、のんびりと三浦半島の岡の上で過ごして来たよ。 平日だったから、人出もまばらでゆっくりと二人切りで過ごす事ができたんだ。 ほぼほぼ素っぴんで、何故か飾り気のない白いブラウスに薄手のジャケット。 短めのタイトなスカー... 続きをみる

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  • 勧善懲悪

    何かが始まっている分けでもない 貴女の為に、 そうしようと 思った分けではないのだけれど。 自分に対しての言い訳としての 大義名分がなければ、 自分自身を勧善懲悪の悪役に なってしまいそうなので、 己れの正統性を保つ為に 誰かの為にしているんだと言う、 正統性が欲しかったのかも知れない。 勿論、 ... 続きをみる

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  • 独りよがり

    闇の深い夜に、 救いたいと願う言葉を 幾重にも重ねて綴り、 貴女に送り続けていた。 ただ思うがままに、 元気づける無責任な言葉を なんの覚悟も持たずに 笑顔になるのを期待してた。 追い詰めていたのかな? 重荷になっていたのかな? 俺は、 理解なんてしてなかったよね? 押し付けられた優しさ程 逃げ場... 続きをみる

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  • 水墨画

    聞こえて来る筈の音が 部屋の中まで聞こえて来ない 不自然な昼下がりだった。 静寂を装った雪の音色に包まれている。 ホテルの目の前を走る車は、 皆、ゆっくりと慎重に流れていた。 まるで真綿を敷き詰めた様な 暖かそうな景色には、 誰の足跡も残せない真っ白な拒絶と 全てを包み込んで自由を許さない 厳しさ... 続きをみる

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  • それまでの俺

    なぜ、 こんなに似合わない翳りを 纏っているのだろう。 儚げな可愛らしさに 冷たい蒼い陰が、 滲み出していた。 この表情が 無邪気に笑うと、 どれだけ 可愛いくなるのだろう。 このどことなく 幼さが残る顔立ちが 笑顔になったら どれだけ可愛いのだろうか。 心のざわつきが 抑えきれない。 無理に平静... 続きをみる

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  • 美人さん

    俺の立場からすれば彼女はなんの為に、そんなに念入りにお化粧をして髪の毛をセットして着飾って、ミュールの指先にまで彩りを添えて、完璧になろうとするんだろうな?って思うんだよね。 だって、さっきまでバサバサの髪の毛で、枕を頭の上に乗っけてだらしなくウダウダしてたじゃんよ、それじゃ別人じゃん。 いったい... 続きをみる

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  • 淋しいよ。

    「淋しいよ」声が聞こえた気がした。 それでも、話しをしている彼女の口から語られているのは、たわいのないいつものショッピングに出掛けた時の話し。 気に入ったスカートを見付けて、店員さんとの会話がちぐはぐだったとか、値段が高い割には、素材が良くなかったとか。 数日前の夕食に食べたパスタの麺が固かったと... 続きをみる

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  • 女子の怖さ

    最初に女の恐さを知ったのは、中学一年の夏だった。 小学時代の同級生に告白されて、断った。 小学生の頃は仲良く親しかった友達だったが、顔はお世辞にも可愛いくはなく、いわゆるブスと呼ばれる部類に属していた。 俺に取っての彼女の存在はあくまで、同じクラスの同級生で、気軽に好き勝手な事が話せる身近な女子で... 続きをみる

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  • 男女の性欲差

    男の方が表だって女と セックスしたいだの 抱きたいだのと口にするけど、 実際問題、 男は騒ぐ割にはレベルが低く、 それに比べて女の場合は、 長く付き合って来た男に 開発されてる女の性欲は男の したさに比べたら その比は半端なモノではない。 なんせ男は出せば落ち着く。 だが女はイクからが始まりで、 ... 続きをみる

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  • 屁理屈

    100%の信頼感から来る近接した男女間の精神的な距離は、礼儀や遠慮などを一切省かれた、もう一人の自分とも思える親近感を持って相対しているものだったりする。 勿論、そこに感謝や喜怒哀楽の心情的な交流は存在しても、あえてそれまで省いていた感情を言葉にして、表情に現してまでの表現をする手段を選ぶのは、そ... 続きをみる

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  • 野獣の如く

    当たり前ではいけない日常を手に入れてしまった罪悪感から逃れ様として俺は、彼女の体を必要以上に苛み求めてしまっていた。 いつも以上の激しさに彼女の身体が軋んでいる手応えが伝わって来ている。 こんな暴挙を彼女に与えてはいけないと、 自制する声が心に響いているのに、攻め立てる腕はその動きを止めなかった。... 続きをみる

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  • 小夜-1

    中学一年の時に、生まれて始めて彼女と呼べる存在ができた。 切っ掛けは、極単純な理由だった。 俺の住んでいる場所は、野山に囲まれてはいないけど、そこそこの田舎町で小学校は、各学年一クラスしかない小さな小学校だった。 つまり、小学校に入学してから卒業までの六年間にクラス替えなどと言う顔ぶれの変化がなく... 続きをみる

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  • 水墨画

    聞こえて来る筈の音が 部屋まで聞こえて来ない。 静寂な雪の音色に包まれている。 まるで真綿を敷き詰めた様な 暖かそうな景色には、 誰の足跡も残せない真っ白な拒絶と 全てを包み込んで自由を許さない 厳しさが見えていた。 窓の外に広がる水墨画の様な 色彩を失なった色調の景色。 それを静かに佇み眺めてい... 続きをみる

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  • 性癖の恐さ

    これは、俺がある人に宛てたダイレクトメッセージとして書き始めた物だったんだけど、途中から独り言の様なものに変化してしまったので、ここをゴミ箱として使わせて頂きますので悪しからず。 って、悪しからずらないよな、こんな行為は。 俺って、バカだよね。 こんなに可愛い女の子が、住所まで教えてくれて会いに来... 続きをみる

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  • ありがとう。

    「ありがとう。」 この頃、なかなか会えなくなってしまっている彼女とデートをしている時、 彼女が良く口にする様になった気がする。 今まで、彼女はこんなに頻繁にこの「ありがとう」を俺に対して言っていただろうか? ふと、小さな不安と共に、彼女の心の中にある僅かな綻び(ほころび)を感じる気がしてならない。... 続きをみる

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  • 夜空の情景

    ポロンと引っ張り出されて、この季節の冷たい風に曝されて、ちょっと冷えてしまった強張りが柔らかく暖かい温もりに包まれる。 半分しか姿を見せていない月が真上にある、真夜中過ぎの公園のベンチの端に座った俺は、夜空を仰ぎ視ながら太股の上にある黒髪を優しく撫でていた。 ゆっくりと丹念に包み込まれて行く暖かな... 続きをみる

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  • 現彼女と次彼女

    我が儘を言ってくれる。 我が儘を言って来る。 ってのは、俺に対して遠慮が無く、気兼ねせずに自由に自分の要求を伝えられているって事で、ある意味では心を許しているって事であると言う反面で、それだけ不満を抱えてしまっているって事の現れでもあるんだろうと思う。 一方、言いたい事が、多分、沢山あるのだろうと... 続きをみる

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  • 笑顔の天秤

    覚えて居たくないのに 思い出になってしまうだろう瞬間が 繰り返され記憶に刻まれて行く。 君が笑っている。 はしゃいで、嬉しそう。 去年の今日も同じ様に チョコレートを片手に あの改札口からにこやかに 駆け寄って来て 嬉しそうに笑ってくれた。 バレンタインもクリスマスも、 誕生日も出逢いの記念日も、... 続きをみる

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  • 過ち-清算

    お願いだから、 泣いてくれ。 頼むから、 その無表情は止めてくれないか。 そんな感情のない無表情で、 こんな話しを聞かないでくれ。 俺が今、投げつけている言葉は、 そんな顔で受け止める 話しじゃない筈だ。 お願いだから泣いてくれ、 怒りを露に叫んでくれ、 そして、 構わず話しを遮ってくれ。 こんな... 続きをみる

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  • 過ち-炎

    燃え拡がる私の恋心 消えない炎が赤く隅々にまで どんどん燃え盛って行く。 隙間なくひしめき合い 絡み合う炎は渦を巻き 真っ黒な黒点を 私の心に生んでいる。 この熱いあなたへの思いは もう閉じ込めるなんてできないよ。 この胸を突き破って 噴き出してしまいそうなの。 その時、 あなたには真正面にいて欲... 続きをみる

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  • 過ち-3

    私には居場所がなくて 生きていたくなかったけれど かと言って死を選ぶ気には なれなかった。 だけど、死ぬ事には 躊躇う未練も持っていなかった。 いつまで経っても 軽やかな心が手に入るわけでも 生き辛さがマシになるわけでも なかったけど、 しつこく側に居るあなたは 誰にも言えなかった苦しさを 静かに... 続きをみる

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  • 過ち-2

    限界になっているのに 助けてと伝えられる人が 私の傍に誰もいなくて、 それを話せる人が 何処にもいなかった。 生きているのが辛いのに、 それを誰かに理解して貰おうと していなかったし、 誰に話せば良いのかも分からず、 何をどうすれば良いのか 考えようとはしなかった。 今居る場所が、 自分の居場所だ... 続きをみる

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  • 過ち-1

    今まで、何が見えていたのだろうか? すっかりと結露してしまった窓ガラスを手の平で一掃して、外の風景を改めて眺めて見たものの、そこから見える景色は、重苦しい曇り空と寂れた冬木立しか見えやしなかった。 いったいいつ頃から、俺の生き方はこんな景色になっちまったんだろうか。 確か、新緑と草花の間を薫風が漂... 続きをみる

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  • 独り言 14

    好きな人から「頑張れ!」って言われたら、もの凄い頑張れる。 「もう無理だ」って思った時にそれでも「もう少し頑張ろう」って思わせてくれる存在を大切に。 上手く生きられない時もあるよ。 この道で良かったのか迷っちゃう時もあるよ。 過去の後悔から抜け出せなくなる時もあるよ。 勇気が出なくて一歩を踏み出せ... 続きをみる

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  • 独り言 13

    全員を納得させられる生き方なんてありません。 誰かの言うことを聞けば、他の誰かに非難されます。 誰かの為に何かをすれば、他の誰かにガッカリされます。 あなたは他人のご機嫌を取るために生きているのではないんです。 自分の心に従って、生きてみませんか。 好きなまま別れちゃったら、 その人を超える人はも... 続きをみる

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  • 独り言 12

    優しい人が怒らないのは、 腹が立たないからではなくて、 我慢強いからです。 むしろ、 普通の人よりも繊細で傷つきやすかったりします。 笑っていても、平気な顔をしていても、一人の時に泣いてます。 「この人は怒らないから何してもいいや」と勘違いしてはいけません。 優しさに気付けるのは優しさなのですから... 続きをみる

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  • 独り言 3

    別にモテなくてもいいから、 1人の人間に死ぬほど愛されたいな。 別に多くなくてもいいから、 心の底から分かり合える親友が欲しいな。 全員に理解されなくてもいいから、 あなたにだけは分かって欲しいよ。 あなたがいれば生きていけるよ。 あなたと共に生きていきたいな。 そんなあなたを見付け出したんだ私。

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  • 独り言 2

    いつでも会える距離でも寂しい思いしてるカップルはいるし、 遠距離でもいつもお互いの事を考えて幸せなカップルもいる。 毎日会ってても全然好きになれない人もいれば、 半年に一回でも会えばずっと信頼し合える人もいる。 結局大切なのは心の距離で、 物理的な距離じゃないよね。 特別な人って心で繋がっていられ... 続きをみる

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  • 独り言 1

    どうしようもなく寂しくなる夜があるよね。 何をしてても心が満たされない時があるよね。 何のために生きてるんだろうって考え込んでしまう事があるんだ。 誰の役にも立っていない気がするし。 誰にも信頼されていないのかも知れないって思う事がある。 憎んでいる人が、憎まれている人がいるんだろうなって感じたり... 続きをみる

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  • あなたへ 8

    どんな別れ方をしたとしても 一度でも好きになった人の悪口を言うような嫌な奴にはなりたくない。 その人を好きだった自分を信じていたいし、自分を裏切りたくない。 況してやその人の不幸を願うようなしゲス野郎になんかには絶対になりたくない。 その人と出会わなければ良かったなんて、素敵だった経験値を汚したく... 続きをみる

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  • あなたへ 6

    君は俺の良心たれ!と、 両頬を手の平で叩き、 作り笑顔の不気味さに 鏡の中に居る自分を嘘つきと ののしった。 これから向かう巾彼女とのデートに 我が心の嫌らしさが映り込み 余りに見知らぬ顔が 己の本心と知る。

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  • あなたへ 6

    人との会話にわくわくと期待を している時がある。 私はその人との会話の中に、 私が欲しがっている言葉を 手に入れるために人と話している 気がする。 傲慢な贅沢を欲しているのだ。 しかし、その会話の中に 私が聞きたくない言葉が混じると、 私への批判や不満が感じられると 途端に私は機嫌を損ねるのだ。 ... 続きをみる

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  • あなたへ 5

    まだこれからなんだから と何度言われたか、 何をしてくれる分けじゃないのに、 知った顔をしながら 絶望させる言葉を 平気でぶつけて来る。 私にはこれからなんて無くて良い、 こんな他人事の野次馬は ウザイだけだ。 もっと世界に必要な人が勝手に これからを生きればいい。 私の未来なんておまえに関係ない。

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  • あなたへ 3

    物語が冷めない内に、 カフェで向かい会った パンフレットを広げた 指先がセクシーに見えて どうしても触れたくて 私にも見せてと 姑息だったかな私

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  • あなたへ 2

    彼女の何気ない一言に ぶん殴られた様な衝撃をうけた 俺の芯を的確に捉えている その言葉には 親しみや馴れ合いなどない 飾りも偽りもない 心の声そのものだった。

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  • あなたへ 1

    どれだけの痛みをいつまで 我慢しなければならないのかは 私には解らないけど 苦しみの摂取過多で 身動きが取れない私は 私を放置していて良いのだろうか

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  • 綿飴な貴方

    貴方にしか湧かないこの感情は、 貴方の名前を口にする度に 心にふわふわのわたあめが 膨らんで行くのね。 正直、ちょっと苦しいし 煩わしいの。 端っこに押し退け様とすると、 ぺたぺたと溶けてくっ付くし やるせない甘い匂いが 心の中いっぱいに広がって 息苦しくて切なくなるの。 ねぇ、一体なんなの貴方は... 続きをみる

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  • パンケーキなの?

    日曜日の遅い朝、 スマホの表面を コロコロと転がる様な 楽しそうな声が 耳に流れる込む。 そう言えば、 夕べ、 番号教えたんだっけか俺 今日も会おうなんて 夕べは言ってなかったじゃん。 なんでそんなに 嬉しそうなのさ。 気楽だけど、 気軽には手を繋げない。 近くに居たけど、 目を見詰めては話してな... 続きをみる

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  • 馬鹿な約束

    思わず瞼を閉じて その声に耳を傾けた。 速まる鼓動に、 その言葉は掻き消された。 「さよなら。」 耳に押し付けた携帯の奥底に ゆっくりと沈み静寂が訪れる。 やっと絞り出したかすれた声で ただ一言 「うん」と、 応えるしかなかった。 固く閉じた瞼の奥の走馬灯は、 全て笑顔なのに 震える指先は何も躊躇... 続きをみる

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  • 羅列詩 2

    弱すぎる己れの心を殴った拳 蒼痣の痛みに耐えながら スマホの連絡先を 消そうとしたのに 開いたアイコンが 微笑み掛けやがる。 途端に瞳の表面に 涙らしき熱い揺らぎ 俺はどうして こんなに弱虫なのか 言い訳を探してる真夜中に 余りにも苛立たしく 月が笑ってる まだ生温い南風が 酷く痛かった。 大きな... 続きをみる

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  • 羅列詩 1

    綺麗な形のクモの巣に 朝陽が織り成す キラキラと輝く 雨粒のダイヤモンド 濡れた路面に貼り付いている まだ青い落ち葉を数える様に 二人でならんで歩いた 朝の意味をぼやけた頭で 反芻して 手を繋いでいたのを忘れ 言葉が濡れた そんな事はないんだと 否定を口に出せずに ただ「うん」とだけの返事に 立ち... 続きをみる

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  • 暴力的美の笑顔

    なんて美しく整った 笑顔なんだろうか。 綺麗に並んだ粒揃いの白い歯が、 まるで白磁の造り物の様に 並んでる。 その輝く白さに見事に調和する、 濃く鮮やかな深紅の口紅。 顔の中央にはツンと 誇り高き鼻筋が通り、 その始まりに結ばれる目頭には 潤いを纏った愁いのある翳りが、 瞳の輝きを飾っていた。 頬... 続きをみる

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  • 淑女

    人としての寛容さ暖かさ 女としての所作の美しさ 育ちの違いなのか 持って生まれた資質なのか オーラが穏やかで芳しい 男として いや、 小汚ない虫けらおやぢとして 恫喝にすら値しない 馬鹿さ加減 窘める言葉に 心地良い嘲笑が窺える 美人としか言い様のない 立ち振舞いに色気はあるが 性的な艶やかさを醸... 続きをみる

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  • 一刀両断

    女のウソには 聞き流す余裕を 女の強がりには 遠回りして労りを 女の見栄には お付き合いを 女の涙には 花束と強めのハグ 女の謝罪には 寛容さと頭ポンポン 女の怒りには ピアスやリングで そんな女と別れる時は 鋭い日本刀で一刀両断に 秒前までを普通の日常を そして一瞬で一太刀を浴びせ 血飛沫を浴び... 続きをみる

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  • バレンタイン

    んーん、どうすれば良いんだ なんか返事するべきなのか? でも、チョコレートを 貰っただけだし 好きとか付き合いましょう とか言われたわけじゃないし てか、あの娘とは あんまり話しをした事なないよな そう言えば、フルネーム知らないや えっと、誰が知ってるかな? この次に合った時はどうするんだ 気まず... 続きをみる

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  • あっさりとした愛

    「愛してる」 と言う、陳腐な言葉がある。 勿論、愛なんか目に見える様な実態などない。 だけど、自分の気持ち、心には、 確実に実在感のある感情。 一方、愛しています。 の、言葉を手向けられても、 自分の心には、 その度合いや実感は、なかなか 瞬時には、伝わっては来辛いものだ。 例えば、 熱し易く、冷... 続きをみる

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  • 過去は語らず

    過去の話しはザックリとしか 話さなかった。 家内にも彼女にも、 過去の彼女にもそれ以前の過去は、 話して来なかった。 例外は一人だけいたけど、 彼女は特別で別格だから、 自分の記憶の全てを語った。 だって、女って、 今を大切にするよね。 これからの二人を観てるよね。 それまでに、自分の彼がどんな恋... 続きをみる

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  • 雪雲と月

    空の端っこに、 青空を汚す様な黒く重たい雲が 俺の気持ちを汚してる。 ポッカリと取り残された 中途半端に欠けてる月が 俺を見下ろしていやがる。 だからと言って、 このまま家路に 着ける分けではなかった。 何時も、このタイミングなんだ。 仕事を定時に上がり、 ロッカーで着替え終えて 会社を出て、 駐... 続きをみる

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  • 海原の小舟

    全身が、 性感帯になってしまう 女の性(さが)は、 果のない大海原で荒波に揉まれる 小舟に似ている。 俺の、鋭い鞭の一振りに 全身を委ね、 襲い来る荒波にも似た激痛に 跳ね上がり、うねりながら 何度も震えながら揺れる。 かん高い悲鳴を上げ、 船体を軋ませながらも 沈まずに耐え抜き、 更なる鞭を待ち... 続きをみる

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  • やっぱりね

    鋭く尖った切先を輝かせている 貴方の言葉に怖れていた。 どんなに固く必死に閉ざした 私の心でも いとも簡単に突き刺して しまうのでしょう。 もしも、貴方に少しでも 躊躇える気持ちがあるのなら 私の眼差しに気付いて欲しい 貴方に向けられている この恐怖を お願いだから読み取って 冷たい刃(やいば)の... 続きをみる

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  • 何が楽しかったんだろう?

    繋いだ手の平の指が 時々、 強く握り締めて来る事がある。 俺は、無意識に何も考えずに 握り返してたけど、 ふと、どうして? って、疑問に思った。 特に、 離れそうになる訳じゃなく 会話に変化が生じている時 でもないのに、 時にはぎゅーっと、 指先に力がこもってる。 「どうしたの?」 尋ねても応えな... 続きをみる

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  • 片ちんば

    おっぱいってさ 左右の大きさが 違う人って結構いるよね。 一般的に何故か 左が大きい様な 気がしてるんだけど、 そう感じてるのは 俺だけなのかな? かなり前なんだけど、 ちょっとした知り合いの 女性と成り行き上で、 付き合ってた事があった。 その彼女の 左側のおっぱいが、 かなり大きくてね。 触り... 続きをみる

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  • 抜け出すには、、、

    いつかきっと他に誰かが現れるよ その傷を癒せる相手は絶対に居る なんて励ましの言葉を俺は言えない 深く心に刻まれた 大切に美化されてしまった 想い出に勝る人なんて 何処にも居やしない それが例え想い出の 本人だったとしても 抱いている想いを超える事なんて とても出来やしない それが過去なんだ それ... 続きをみる

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  • みさえとチャエ 2

    そして、何よりも厄介だったのは、 美紗絵がチャエに嫉妬をする事 だった。 これが美紗絵と離別しなければなら なかった理由なのだ。 えっと、ここまでは理解して頂けた のだろうか? 美紗絵とチャエの一人二役的な展開。 実際に始めは演技だとしか思え なかった。 ふざけてるんだとしか思えなかった。 だって... 続きをみる

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  • 直後の後

    ベッドで項垂れたまま、 薄汚い涙を流し続けていた。 俺は泣いているんだなって、 俯瞰で眺めている自分が傍にいる。 何日間も、シャワーも浴びず、 風呂にも入ってない汚ならしく、 みすぼらしい男が、 不様でみっともない姿で泣いていた。 掻きむしって、洗ってない髪の毛は ボサボサでグシャグシャ。 疎らに... 続きをみる

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  • その直後

    自殺を考え、 自殺すら考えられなくなり、 ぽつんと独り部屋の隅っこで 膝を抱えて過ごしてた。 暮らして来た生活を思い出す訳でもなく、 思い出を反芻するでもなく、 何を食べ、何時トイレに立った のかさえ全く覚えていないし、 何日間そうしていたのかも 記憶に残っていなかった。 朝日が射し込み、街明かり... 続きをみる

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  • 中坊の夫婦感

    中学の1年位の頃だったろうか? 当時付き合っていた彼女がいた。 付き合う切っ掛けは、 単純に小学校時代からの友達 だったからなのだが、 付き合い初めの頃の彼女は、 とてもお世辞にも可愛いとか 綺麗とは言えない女の子だった。 しかし、付き合っていると愛着 なのか、それとも成長期の 女の子の七変化なの... 続きをみる

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  • ウザくら(ウザい桜)

    残された僅かな時間に 私はどれだけの 傷跡を残せるかな 足元に絡み着く 薄くて淡い色した 桜の花びらが ミュールの隙間に 入り込んで 貴方に向いた足が 進まない ここまでならば 睫毛が触れる程 近づきたいのに いったい何枚の 花びらが 二人の間に舞っているの 伸ばした腕のその先に 小癪な笑顔が悔し... 続きをみる

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  • 語り物

    言葉は感性から湧き出る雫 涙の様に、涎の様に、 五感が受けた刺激に 無意識に染み出る躰の反応 だけど、それを素直に 言い現してはいけない 咀嚼して、磨いて、温めて 吐き出す。 だって 言葉は時として 鋭い刃物になるから だけど、そうすると、 人は自ずと無口になってしまう。 躊躇って、磨いて 手のひ... 続きをみる

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  • 戦争の結末

    いい女がなりふり構わず 本心を吐き出し始めたら、 その射程範囲に居てはならない。 直ぐに、その場から 逃げなくてはならない。 増して、 それが切羽詰まった 告白だったなら、 射程距離はICBM級に及ぶ。 ロックオンされてしまう前に、 大陸を超音速で逃げなければ、 告白のテルミット弾は、 5000℃... 続きをみる

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  • シャボン玉

    貴方の息が ふぅー、ふぅーと 吹き付けられて ポロリン、ふわりと 出来たシャボン玉。 七色の渦が流れる虹を纏い 風に舞い上がる。 私はその中から ふわりと貴方を 眺めていました。 いつ割れるか 分からない 薄くて儚い 皮膜に包まれて ほんの一時 貴方の視線に 追い掛けられて 無邪気に はしゃいで ... 続きをみる

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